2009年12月30日水曜日

デジタルフォトフレームが見せる新しいフォトライフ




ソフトバンクが提供しているデジタルフォトフレーム「PhotoVision」を購入しました。この製品の存在自体はニュース等で以前から知っていましたが、はっきり言って、「フォトフレーム?誰がそんなの買うの?ソフトバンクが加入者数 を上げるためのつまらん策じゃないの?」とか思ってました。おそらくそう思ってる人は少なくないはずです。でもこれは意外といいんです。

デジタルフォトフレームの利点と欠点
先日、実家の親が孫(娘)へのクリスマスプレゼントとして、某メーカのデジタルフォトフレーム(通信機能なし)を送ってきました。写真のデータは、両親が 今まで娘を撮ってきたものをSDカードにまとめて入れてあり、いっしょに送ってきました。懐かしい写真もあり、家族みんなで楽しんだのですが、デジタル フォトフレームというのを手にして、
  • 写真というのは、撮るだけでなく見て楽しむものだということ
  • パソコンの画面を通すよりも印象が良いこと
と いうことをあらためて感じました。即座にお返しに実家の親にもプレゼントしようかと思ったのですが、やはりこれは中身(写真)があってこそ楽しめるもの。 もちろん、実家の両親はデジカメをよく使ってるので、同じものを買ってあげて活用させるのもいいかとは思いましたが、両親にとって一番楽しい写真といえ ば、孫(娘)の写真に決まってるじゃないかということに気付きました。両親は遠方に住んでいますから、なかなか娘に会うことはできません。だから、近況の デジカメ写真を渡してフォトフレームで見てもらうというのはグッドアイデアなんですが、こちらで写真を撮ってそれをSDカードにいれて、郵送で、、、、と いうのは考えるだけで面倒です。

PhotoVisionなら全て解決する!
そう、ここで小馬鹿にしてた 「PhotoVision(笑)」の存在が頭に浮かびました。PhotoVisionならケータイから直接送ることができる。郵送とかしてたら数ヶ月前の 写真だったりするけど、これだったらリアルタイムに送れる。だったらうちのニーズにぴったりじゃないか?!もちろん、ケータイに送ることでも代替はできる のですが、ケータイ画面の写真ってのはどうも味気ない。やはりフォトフレームを通して見る写真は印象が違います。で、今ならキャンペーンで、
  • 本体価格0円
  • 毎月の基本料金が半額(490円)
というお得な値段。どうです?お客さん~!!、、、と一人の脳内TVショッピングを妄想しながら、購入を即決しました。

PhotoVisionが見せる世界
上 述で、「写真というのは、撮るだけでなく見て楽しむものだ」と書きましたが、さらにもう1つ「見せて楽しむものだ」というのも付け加えておきたいと思いま す。近年、ケータイやiPhoneで写真を撮ることが流行っていますが、それはなぜか?単純に機器の性能が上がったからだけではありません。携帯百景や Twitter、Flickrのように「見せるサービス(場)」が普及したという要因があると思います。そして、その見せる「場」の一つとして、通信機能 を持つデジタルフォトフレームが上がってきた、、、そんな印象を持ちました。
先日参加した佐々木省吾さんのセミナーで、写真を全てFlickr に上げるようにしているという話をされていました。その際、ネットにさえつながればいつでもどこでも写真を見せられる利点や、子供(孫)の写真を両親に見 せるエピソードをされていたように記憶しています(佐々木さんのセミナーの話はまた後日取り上げる予定です)。でもFlickrのようなオンラインサービ スの場合、パソコンの前に座り、サイトにアクセスしなければなりません(場合によってはユーザ認証も必要)。デジタルフォトフレームならその敷居がぐんと 下がるのではないでしょうか。なお、我が家では嫁さんの実家用にも追加購入をしたため、このたび2台のPhotoVisionを購入しました。嫁さんの両 親はデジタルな機器が全く苦手なので、これはまさにぴったりなプレゼントかなぁと思ってます。

なんかソフトバンクの戦略に思いっきりのせられた感がしないこともないですが、僕自身もiPhoneで写真を撮る動機が高まった感じで、ちょっとワクワクしてます。孫の写真を見せたいiPhonegrapherの皆さん!デジタルフォトフレームはいかがでしょうか?
目標まであと56日分

2009年12月7日月曜日

Avanti スケジュールファイルでスケジュールに合わせて書類を管理する



手帳類はまったく持たず、スケジュールやタスクはすべてデジタルで管理する自称デジタル派のおちくんですが、そうはいってもアナログ(紙)から逃げること はできません。ボクの部屋は紙で溢れかえっています。というか、掃除が大の苦手。ボクの部屋にはじめてくると、みなが驚く散らかりようです。そんな僕に とって紙ファイルは天敵です。「あのファイルは、、、、、?」と探しまくるだけで時間を費やしてしまう日が少なくなく、それでライフハッカーを自称してい るのか?と自分でも疑いたくなるくらいです。でも、そんな日とももうおさらばです。Avanti スケジュールファイルに出会ってしまいましたから。。。。

ネットで調べてみるとけっこうひっかかります。Avanti スケジュールファイル。これは、ファイルをはさむフォルダみたいなものなんですが、考え方はいたってシンプルです。31日分の仕切りがあるだけで、その間 にファイルを挟むだけです。挟むのは紙ファイルでもクリアファイルでもOKです。たったそれだけなんですが、個人的には神ツールになる気配がしてます。





ボクは、カレンダーベースにタスクやスケジュールを管理することが大切だと思ってます。Googlerカレンダーでタスクを管理しているのもそのためで す。でも、盲点がありました。スケジュールやタスクはGoogleカレンダーに全て載せることはできても、実際の作業(とくにアナログの資料)について は、Googleカレンダーで管理をすることはできません。やるべきことはわかっても、行動する前に資料を探すという無駄な手間がかかってしまう。いちおう、ボクも紙資料の管理にはそれなりに努力はしていて、タスクごとにクリアファイルにまとめたりとしているわけですが、それでも、この性格上なかなかうま くいかないんですよねー。また、アナログでやってきたタスクはどこかでデジタルに落とす(Googleカレンダーに記述するなど)必要があるわけですが、 それを忘れてしまうとどつぼにはまったりします。

でもそんなことともおさらばできそうです。このスケジュールファイルを導入し、
  • 紙ファイルはまずはスケジュールファイルに挟み込む
  • 1日が始まるときには、まずはスケジュールファイルを開いて中身を確認する
というルールを作ることで、
  • 未処理状態の書類
  • 今日処理するべき書類
  • 今後、待ち構えている処理待ちの書類
の存在を知ることができるようになります。スケジュールファイルをとりれて,まだ2週間くらいしか経っていませんが、処理すべき紙ファイルの行き場所が見えてきた感じです。

目標まであと57日分

2009年11月23日月曜日

「クラウドってなんやねん??~iPhoneを活用した情報整理術」に参加してきました

cloud computing

大阪の社会保険労務士の井寄奈美氏が設立している井寄事務所が主催で、標題のイベントが開催されました。講師は、「iPhone情報整理術」の著者の佐々木さんです。内容的に、「iPhone情報整理術」で書かれていることが中心なんだろうなとは思ってましたが、最後の章をまだ読んでいない状況の僕にはちょうどいい機会でした。「iPhone情報整理術」の書籍評は機会があれば後日まとめる予定なので、今日はこのセミナーの中で出てきた話題をもとに、ちょっと感想を書い てみようと思います。

iPhoneと他のツールとの役割分担について
iPhoneというのは今までのデジタルガジェットと異なり、ネットへの情報アクセスに長けています。これはメリットでもありますが、なんでもできるん じゃないかと期待しすぎてしまうデメリットも併せ持っている気がしますね。すべての情報をiPhoneに入れるということは、正直難しいと思います。個人 的には完全デジタルを志向しており、iPhoneにすべてを入れたいと思ってます。でも、それは無理なんですよね。要は、どこまで割り切るかです。つま り、他のツール(アナログを含む)との役割分担を意識化する。iPhoneはあくまでも選択肢の1つにしか過ぎないわけで、そう考えるだけでもすっきりす ると思います。
ただし役割分担をするということは、情報が分散する可能性が出てきます。佐々木さんは、「トリガーとなる何かを決める」というコツとして、自身のTODO 管理を例に話をされました。佐々木さんは、Toodledoをトリガーにされているようです。僕は、、、たぶんGoogleカレンダーでしょうね。

iPhone利用のビフォワー・アフター

iPhoneを利用し始めてから変わったこと、、、について、佐々木さんの経験談を話されましたが、まあ、これはiPhoneユーザなら皆感じていること があるでしょうし、個人差はあると思います。ただこれって、言葉にするのは難しい。何かすごく革新的に変わったような気もするけど、実際やってることはさ ほど変わってない、、、あえていえばすべてがスピーディにできるのは間違いないでしょう。スピードというのは重要な要因かもしれません。

クラウドの話
セミナーのお題にクラウドが入ってましたが、技術的な話ではなくその活用の話が中心ですが、「iPhone情報整理術」の堀さんとの執筆過程がまさにクラ ウドオフィスだったというのが、一番の収穫の話です。また、セキュリティの問題については佐々木さんも認識されており、「「大丈夫」にしていく」としか言 えないという回答でした。僕もそうだと思います。個人的にこの問題はけっこうシビアに考えていたんですが、よくよく考えてみると、万一、漏洩したとして問題 があるデータというのは、僕自身、かなり限定される気がしてきました。そんなわけで、ちょっと積極的にクラウドオフォス化を検討しようかと思ってます。

スキャンスナップの使い方
佐々木さんは、堀さんのようになんでもPDF化するということはされてないそうです。佐々木さんは「家電の取り扱い説明書をPDF化する」という話をされて、これはぼくでもすぐやっていいかなと思える話でした。

Evernoteの話
Evernote、、、実はこのブログでまだ取り上げておらず、かつ取り上げようと思っているネタです。正直、まだ使いこなせていないというのが本音なわ けですが、「タグを階層化して管理する」というテクニックの話を聞いて、自分もそこをもっと活用してみようと思いました。

おまけ話
当日、佐々木さんよりツイッターで、「LTやってみますか?」と言われて急な話でちょっとびっくり。だけどせっかくの機会だから、、、といちおう準備して はいたのですが、、、、やはり、主催者や関係者の方々との話はつけてなかったようで、時間的に×となりました。まあ、実際このセミナーの参加者層やセミ ナーの趣旨を考えると、ちょっとライフハック系の研究会とは雰囲気違うかなと、、、という気がして、アウェイ感を感じましたね。個人的には、ホームである関西で の活動を活性化したいと思ってはいるので、残念な半面、ちょっとホッとしたというのもありますね。ただ、佐々木さんとかライフハック系の講演を本業にして いる方は、こういうプレッシャーと日々戦っているのだなぁとあらためて敬意を感じました。


以上、セミナー参加報告でした。

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2009年11月16日月曜日

~コミュニケーションハック~ 名古屋ライフハック研究会Vol5に参加しました




先日、名古屋ライフハック研究会Vol5に参加してきました。簡単に感想などを、、、、

コミュニケーションハック

講師はkakobonさんです。コミュニケーションハックをお題に、グループワークにより会は進行してきました。内容はゲーム形式で、コミュニケーションに関するゲームを幾つかやりながら、コミュニケーションハックを見つけていくという趣旨でした。
各ゲームを通して個人的に得た知見は、「コミュニケーションを成功させる秘訣=相手を知ること(理解すること)」です。 これは私の職業柄、教育面で感じていることですが、「よい教育のコツ=学生の理解度を意識する」というのがあります。相手が理解してないのに講義を先に進めても意味ありませんし、また相手の持っている前提知識というものも考慮しておかないといけません。教育=先生・学生間のコミュニケーションですし、こういうことをグループワークであらためて確認させられたことが収穫でした。
なお、上の写真はグループワークで描いた絵です。何の絵かは皆さんの想像に任せます。ただ、この絵の作成では僕が一番足を引っ張ってしまっていて、僕だけ意思疎通ができてなかったようです。


LTもやりました
相変わらずおばかなLTもやりました。内容は「ツイッターでコミュニケーションギャップを楽しむ」ということで、ツイッターネタに走りました。マシンのトラブルで自分のPCが使えなかったため、操作が慣れずに時間が足りなくなってしまったのは残念でしたが、でもそれなりにウケてよかったです。
今回、LTをやって意外に感じた点が1つあります。それは、「ヒヤリ・ハット」という用語をスライドに入れたんですが、これについて皆さんが意外に反応したこと。。。実は「ヒヤリ・ハット」という言葉は、普段個人的には使ったことがありません。LTのシナリオにちょっとしたスパイスをいれる程度で、「そういえばそんな用語があったなぁ」という軽い気持ちで取り入れたわけですが、思った以上にウケて意外でした。企業と大学の違いですかねぇ。。もちろん、大学でも学生実験等での事故防止対策で「ヒヤリ・ハット」的なことの周知はされていますが、一般企業はかなり徹底して意識化されてるんですね。もし、会社で「ヒヤリ・ハット」の話になったら、僕のLTを思い出して下さい>参加者の皆様。

 グループワークに期待
なお、本研究会でグループワークを今回はじめて採用されていますが、今後も機会があれば続けてほしいです。個人的な経験として、グループワークのほうが参加意識が高くなるのはもちろんのこと、この手の集まりの参加者ってのは、「話したい人」が多いはずです。この研究会には5回参加しましたが、参加されている皆さんは、話すといろいろネタを持っているのを毎回感じています。 人前で話すのは苦手という人でもグループワークでは話せると思いますし。
 
名刺交換も積極的に
今回はいつもより名刺交換を積極的にしたつもりでしたが、、、思ったより配れませんでしたね。ちょっと残念です。

以上、簡単にまとめてみました。今回はグループワークの効果か、今までよりも充実感を感じながら帰路についたのでした、、、、

目標まであと59日分

2009年11月8日日曜日

SimpleMind Desktop editionの登場で変わる?iPhoneでマインドマップ


久しぶりにマインドマップのネタを、、、僕はiPhoneでのマインドマップアプリとして、SimpleMindを利用しているのは以前の記事(SimpleMind(TM) ~iPhoneでマインドマップ~)であげたとおりですが、先日、久しぶりにバージョンアップがされてました。で、バージョンアップの内容をよく見ると、SimpleMind Desktop for Windowsなる記述が、、、ふむ、そんなのあった?もしかして今まで気付いたなかった?ということで、もしかして新機能と期待しつつアップデートしてみました。

SimpleMind Desktoeditionの登場
Windowsで動作するアプリケーションがでています。サイトはこちらです。バージョンは1.0.1になってます。以前からあったのでしょうか?


 
その操作性については今後検証するとして、さて、iPhoneとの連携を試してみましょう。

iPhoneとDesktop Edition間で相互でファイルのやり取りができる
結論を先に書いちゃいましたが、相互でファイルのやり取りができるんです。DesktopEditionを起動しておいて、iPhoneのSimplemindからアクセスします。なお、前提条件として、Wifiネットワークにつなげておく必要があります。



ファイルのリストを開いた状態で、左端のボタンを押すとこんな画面がでてきます。今までは、Open My Web Folderだけだった気がします(メールとかあったのかな?)。とにかく、Open from Desktopを押してみます。すると、以下の画面が出てきます。



  これは、僕のデスクトップPCの名前です。これを選択します。













このナンバーをデスクトップアプリから入力します(別にこの番号は晒してもいいと思うんだけど、、、)。実は、上記で自分のマシンを選んだ瞬間、デスクトップアプリに番号入力を促すダイヤログがプッシュで表示されますので、そのダイアログにこの番号を入力してください。2回目以降は入力は不要のようです。


 とりあえず、testを選びます(カラオケってのは気にしないでください)。すると、無事、iPhone側に取り込まれます。


上はiPhoneのSimpleMindで表示した場合です。

つづいて、iPhoneからアップする方法です。アップしたいマップを開いておいてから、左下のボタンをクリックします。




Save to Desktopを選ぶことで、デスクトップアプリに保存されます。

ちなみに、iPhone→PC、PC→iPhoneのファイルのやり取りの操作は、いずれもiPhone上でしかできません。デスクトップアプリのほうからiPhoneに接続することはできないようです。雰囲気的に、GoogleDocと連携するアプリと同じような感覚ですね。なお、私がけ試した範囲では、日本語も問題なく対応しています。

 今はトライアル版?
今は30日間限定のTrial版しかダウンロードできないようです。正式板は有料になるのでしょうか?その際の課金の方法は?気になるところですね。
 
仕組みはどうなってるのか?
どういう原理でファイルのやり取りをしているのか?ちょっと気になってみましたが、システムの挙動とこのソフトが利用しているであろうポートを探ってみると、
  • マシンの検索は、LAN上のWindowsネットワークを利用
  • iPhoneLinkd.exeというソフトが起動し、おそらくこれがサーバ機能を持っている。
  • 139番ポートを利用していることから、おそらく、SMBプロトコルを利用してファイルのやり取りをしている
ということがうかがえます。Windowsのネットワークやファイアウォールの設定によってはアクセスできないケースが出てくるかもしれません。 まあ、外部のサーバを介するよりは個人的には安心な気がします。

以上、まだ検証は不十分ですが、SimpleMindは今回のアップデートで、PCとのデータの直接のやりとりができる枠組みを実現したようです。今までは、iPhoneからのエクスポートはできても、iPhone側へのインポートの仕組みがなかったのが不満でしたが、それもこれで解決します。やはり、iPhoneアプリケーションは、デスクトップ環境との双方向でデータをやりとりできてこそ意味があると個人的には思ってます。そんなわけで、僕にはこのバージョンアップはとても刺激的なことです。僕のiPhoneでのマインドマップライフも変わってくるかもしれません。

なお、うちのサイトを訪れていただいてる方は、このSimplemindについて関心を持っている方が多いようです。その割には関連記事が少ないのが非常に申し訳なく思っていたのですが、これを機に、他にも気付いたことを書いてみようと思います。期待せずに気長にお待ちください。

目標まであと60日分

2009年11月5日木曜日

Windows7で甦るか?Vaio TypeP



過去記事にて、TypePを試用してモバイルツールのありかた考察を書きましたが、実はあんまり使ってません。理由はいろいろあるわけですが、そこでも書いたように、動作が遅い、、、これが最大のネックで した。いちおう、書籍も買って、改善策は試してみました。


上は参考にした書籍で、なかなか読みごたえのある本です。ただ、動作についてはGUI描画をシンプルにするとか、アプリの動作を削るとかの対処をするしかなく、そんなこざかしいこと をしても、ちょっと体感が良くなる程度、、、これじゃ使えないじゃんって感じでした。やはり根本的にVistaがダメな子なわけです。

で、このたび、Windows7が出たということで、巷では
  • XP並みに軽くなる
  • TypePはドライバとかはそのまま使える
というBlogをちらほら目にし、ダメもとでやってみるか、、というわけで「クリーンインストール」してみました。

確かに軽くなった!
はい、軽くなりましたよ。平常時でもCPUパワーもまったく使っていません。Vistaの時は、何も触らなくてもCPUがフルになっていたのに、、、 ひょっとすると何かプレインストールソフトが悪さをしていたのかもしれませんが、とにかく軽快です。ただ、画面を動かすとCPUは乱高下しますけど、それ はしかたがないでしょう。下にCPUのパフォーマンスメータを載せてますが、初期状態を除いて静かにメータがプロットされているのがわかると思います。




なお、AeroはOFFにしていますが、ONにした場合でも、そんなにCPUがフルになることはない感じです。あと、無線LANも問題なしです。カメラも ドライバレベルでは対応しているようです。とにかくこれで使い物になったって感じです。XPにダウングレードするつもりであれば、Windows7にして みてもいいのかもしれません。 

TypePでモバイル生活がやってくるか
前回の記事でも最後のほうに書きましたが、正直、モバイル環境では、iPhoneの独壇場という感じです。TypeP with Windows7でどこまでその牙城を崩せるか、、、軽さについてはマシになったので、あとはネット環境ですかね。正直、今の僕はネットにつながってない と仕事ができない感じです。メール等はもちろんのこと、調べものでもネットを多用しますしね。となってくると、TypePで仕事するということになれば、 モバイルの回線をもう一つ用意するしか道はありません。でも、さすがにそれはコストが、、、au + iPhone + もう1回線(選択肢としてはイーモバぐらい)となると、トータルの経費は1万を軽く超えます。さすがの僕も躊躇しますね。ただ、それが仕事の効率を上げる のであれば、、、っと今、言い訳を考えています。

目標まで、あと61日分

2009年10月31日土曜日

名古屋ライフハック研究会Vol.5に参加します


名古屋ライフハック研究会vol.5「コミュニケーションハック」11/14(土)参加申込みを開始しました

ということなので、参加登録してきました。

 テーマは「コミュニケーション」
前回から言われていた通り、コミュニケーションがお題です。講師はkakobonさんでなわけですが、kakobonさんには実は僕は非常に感銘を受けていることがありまして、彼に教えてもらった(彼のLTネタだった)「コミュニケーションゲーム」は、活用させてもらってます。

グループワーク
今回は、グループワークが入るということで、とてもいいことだと思います。昔、研究系の集まりを企画したときに、グループワーク路線に変えたら、参加者の会への印象がガラリと変わった経験があります。実際、このような集まり(ライフハック系)では、みなさんの本音は自分のことを話をしたくてウズウズしている状態のはずです。グループワーク形式にすると、全員が真の意味で参加者になるので、きっと満足度は高くなると思います。

LTもやります
今回ももちろんやります。LT芸人?としてできるだけやり続けたいと思ってます。可能な限り、テーマに沿ったLTをやること。このことが、自分のスタイルを見つめなおすいいきっかけになると考えているからです。。。。なんていいながら、結局、ウケに走ってしまうわけですが。。。まあ内容はどうであれ、LTというのは手軽にできるアウトプットの1方法ですから、やれる機会があればやっておいて損はないと思います。ただ、今回のお題がコミュニケーションということで、正直難しいですが、、、詳細は研究会報告にて。

今回の目標
  • 参加者をTwitterのFollowingに登録する
  • 懇親会で、今まであまり話してない人と話す(最近、食べることが目的になっちゃってるので)
目標まであと62日

2009年10月24日土曜日

プランEがみせるiPhoneとauケータイの共存の可能性を妄想する(2)

ケータイ会議のケータイ大集合


前記事で、auのプランEでケータイの使い方が変わる、、、的な話を取り上げましたが、勉強不足でした。後記したように、すでに現在の主要なウェ ブサービスはインタフェースを持っているようですね。個人的に気になる以下のサイトは、すでに標準でメールインタフェースを持っているようです。
  • Flickr
  • 携帯百景
  • Tumblr
  • Evernote
Evernote でさえ持っているのは意外(常識なのかな?)でした。また、Twitterについても、それをサポートするサイトもあるようです。また、ライフハック界隈 の記事を見てみれば、各種サービスでメールインタフェースをいかに活用するか、、ということもすでに書かれています。それと、ニワンゴというサービス。名 前は聞いたことがありましたが、ここはメールポータルのようですね。ちょっと興味がありますので、これらについては、僕自身経験してから感想やハック技を 取り上げてみたいと思います。

あらためて感じたのは、「ケータイメール無料?何をいまさら、、、そんなの使わないし、、、」という考え は、もう一度考え直してみる価値があるということ。ケータイメールはそれなりに使いやすい操作性を持っていますし。auの対スマートフォン戦略として、真 正面から勝負せず、ケータイメールをもっと活用させる、、、ということなのでしょうか?

僕がうれしいのは、Tumblrのケータイ対応。ここにケータイから直接メールで画像をガンガン送れる、、、というのはありがたいです。でも、 iPhoneもってるんだったらいいじゃん、、、っていう考えもやはり残ります。iPhoneのtumblrアプリも使いやすいですし、文字入力は明らか にiPhoneが上。それでもこうしてケータイの活用を考えてしまうのは、個人的に、
  • 低コストに抑えているとはいえ、日常身につけているケータイを利用しないのはもったいない
  • 新しいもの好きの性格(ケータイは1年おきに買い替えてきたという経緯)
というのがあるのかもしれません。

とりあえず、手持ちのauケータイはプランEに変えてみて、ガンガンメールしてみようかな~。

目標まであと63日分

2009年10月23日金曜日

プランEがみせるiPhoneとauケータイの共存の可能性を妄想する



ケータイネタを書いてみます。ここのブログでははじめてになりますか、、

僕はiPhoneとauケータイの二台持ちです。理由は、
  • ソフトバンクの電波の悪さ
  • iPhoneはあくまでも現状でのガジェットとしての最適解にすぎない
からです。
そんなわけで、iPhoneとケータイの2台持ち状態が続いており、現状のケータイの使い方は、通話とケータイメールです。通話はともかくケータイメールを捨てれないのは、上記の後者の理由が大きいからですが、そんな僕が、このたびauが発表したプランE(ガンガンメール)がどう活用できるか?妄想してみました。

カメラをもう少し活用できる?
ケータイのカメラ機能というのは昔からあるわけですが、その利用価値を再確認してみる必要があると思います。iPhoneを購入するまでの昔の自分を思い 出してみると、ケータイのカメラっていうのは、撮影して満足(終わり)、、、という程度の使い方でした。しかし今は、iPhoneで写真をとって twitterやtumblr等に流すという使い方に変わっています。写真に関してはケータイのカメラはまったく使ってません。その理由は、
  • iPhoneで事足りる
  • ケータイからのデータ転送コストがかかる
というのがあります。でも、プランEにする事で通信コストをかけずに、メールで送る事ができるんじゃあないか?そんな気がしてます。
もちろんiPhoneではなく、あえてケータイのカメラを使うのは、それなりの理由は必要でしょう。例えば、最近の機種はカメラ機能を重視したのが増え てますから、ケータイの方が画質がいい?かもしれません。ケータイの用途を通話とメールだけでなく、高画質カメラとしても広げれば、プランEが生きる道が でてきます。ただ、iPhoneのカメラもけっこうきれいにとれますから、検証は必要でしょうね。

新しいサービスの可能性
上述のように高画質のカメラとしてケータイを活用する場合、ちょっと問題もあります。プランEの定額に抑えようと思ったら転送方法はあくまでもメールに 限定されます。現状では、twitterやtumblrにメールで直接投稿することはできないと思います。そうなると、ケータイで写真をとって iPhone宛にMailで送り、そこからtwitterやtumblrに送るといったことになるわけですが、、、うーん、これは二度手間な気がします。 この問題については、新たなサービスを期待したいです。はてなダイヤリーなどはケータイからblog更新をすることができるように、ケータイメールから Twitterに呟くサービスとかも出てきておかしくないと思います(もしかして、もうある?)。
また、受信についても積極的に使える気がします。現状、iPhoneが苦手とするプッシュについては、ケータイの方が長けてますから。なにかメールをトリガーにして、、というのは面白いかもしれません。

経費は削減できるか?

こ れは微妙です。通話も時々しますので、無料通話がないのは痛いですね。ただ、このプランEというのはよく考えてみると、ダブル定額ライト相当のパケット割 引があります。だから、実質的な基本料というのは、780-390=390円といえます。つまり、390円の通話従量制+ダブル定額ライトという捉え方を すると、考え方も変わってきます。
あと、個人的な話ですが、僕は自分名義のauケータイを3つ持って身内に渡してますので、これらのプランをうまく使って通話料をわけあえたら、僕のケータイはプランEにしてみてもいいかなという気がしてます。

以上、いろいろ書いてみましたが、まあはっきり言ってiPhone一つで賄えるはずの話なんですが。僕の場合は電波が、、、この現実がある以上auのケータ イを持ちながらほとんど使わずにいるというのが、なにかもったいないんですよ。だから、こんな妄想を考えてしまうわけで、、、皆さんはどうですか?

P.S
この記事書いた直後に確認したんですが、Flickrとか携帯百景とかは、メールのインタフェースをもってますね。となると、ケータイメール、使えそうです!

目標まで、あと64日分


2009年10月17日土曜日

tumblrの楽しみ方

Shiraito Falls (白糸の滝)


tumblrを使いだして半年以上たったかな(実は記憶があいまい)。いちおうtumblrは、過去記事(tumblr使いはじめました) で書いているように、ネタ帳として、日常目に付いたことをちょっとしたことを書いていったり、メモ的なサイトにしている訳ですが。最近、使い方が変わりつつ あります。tumblr gearというiPhoneアプリに出会ったからです。

tumblr gear ・・・ App Store(iTunes)で開く

神アプリと言われる所以もよくわかります。なんといっても、標準アプリと比較して閲覧が非常に軽 快。tumblrは画像がよく流れるから、画像表示にも時間が結構かかったりします。また、twitterと異なり、一人のユーザがコンテンツをドンドン リブログする傾向があるので、フォローする人によっては、たった数人でも読みきれないことが多々ありました。でも、このtumblr gearを使えば、標準アプリを使うときより、三倍は早く読める(体感で)。これはとても大事だことです。まさに滝のように流れてくるコンテンツをさらり と見ることができます。また、そうなってくると、tumblrに対する印象はまた違ったものになります。もっとネタが欲しい。。。フォローが足りな い、、、そう思うようになりました。

また、tumblr gearは記事をポストする機能がない。あるのはリブログだけ。これもtumblrの本質をよく表していると思います。つまり、tumblrというのは、 リブログが中心であるということ。もちろん、元ネタがポストされないと、リブログは成立しないわけだが、そうはいっても、たぶん、オリジナルのポストの割 合は少ないんじゃないかな。まあ、そういう話はともかく、tumblr gearにより、リブログを積極的にするようになりました。僕のtwitterをフォローしてる人は、なんか変なネタが増えたなぁ、、、と感じていると思いますが、すべてはtumblr gearのせいですので。


P.S
tumblr gearを3G環境でやりだすと、閲覧しすぎでパケット制限食らうのではないかという心配が、、、、

目標まで、後65日分

2009年10月16日金曜日

flickwriter:flickrの画像を貼りつける


ちょっと小ネタに走ります(自分用の備忘録的なネタですが、、、)。

ボクはここのBlogではできるだけ、写真を載せるように心がけています。これは、mehori師匠のLifehacking.jpの影響を受けています。。。mehoriさんの記事は昔からストーカーのごとくウォッチしているボクですが、何に魅かれたかというと、文章だけでなく、そこで使われている写真です。ブログに写真ってのは、個人的にはいれない派だったんですが、やはり写真があると目を引くんですよね。それが内容に絡んでいるとなおさらです。写真が1枚あるだけで、なにかこう、格調高くなるような気がします。

で、いかにして写真をGetしてくるかなんですが、たしか、mehoriさんは、どこかの有料のサイトの画像を利用しているというのを記憶しています(ちょっとソースを探し損ねました)。ボクはそこまでの根性がないので、flickrのサイトを利用してます。flickrの画像は、リンクを貼ることで再利用可能ということになっています(そのはずです)。ですが、わざわざリンクを貼るのは面倒ですよね。

それを解決するソフトが、flickwriterです。これは、Greasemonkeyがインストールされていることが前提です。これをインストールすると、flickrの画像の上にプルダウンメニュが出てきます。



このように、簡単にflickrの画像を貼りつけることができます。まあ、ほとんどの皆さんはブログには画像を貼りつけていると思いますが、まだの方、写真を1枚つけてブログに色をつけてみませんか?やってみると癖になりますよ。

ちなみに今日の写真(スクリーンショット)は、あんまり美しくないですが、ご了承を、、、

目標まであと66日分

2009年10月15日木曜日

Blog Action Day:Climate Change

Australia 2 - climate change canvas

今日は、Blog Action Day。参加は3回目です(過去は、日誌のブログで書いてます)。今年は「気候変動」がテーマなわけですが、正直実感がないです。以前も、環境問題とかがテーマでしたが、この手の話はスケールが大きすぎると感じてます。

異常気象とか、温暖化とか、それって本当なのか?人為的な影響はどこまであるのか?そのあたりが不明。人類って、そんなに地球という星に影響を与えるほどのことをしているのかと、、、、火山噴火とか地震とかの自然減少にくらべたら、人類の文明による二酸化炭素排出なんて微々たるものじゃないのか?、、、とか、考えてしまいます。もちろん、だから好き勝手に浪費したらいいというわけではなく、人類が永続的に生きていくためには、資源は大切にしなければならないとは思います。。。あ、これは「気候変動」とは関係ないか。。。

話を「気候変動」に戻しますけど、実際、そういうことが起きているのであれば、それは地球がバランスをとるための必然的な現象だと思います。人間でも風邪をひいたら熱がでるとか、ばい菌が入ったら炎症を起こすとか、こういうのは、正常な形に戻すための現象という話をよく耳にします。それと同じで、長いスケールで見れば地球の自然な現象なわけですから、これは素直に受け入れるしかない。ただ、人類のスケールで考えると、無視できない出来事なので、起こっている(起こりつつある)気候変動に対して、それを受け入れ、どのように対応していくか、、、が大切なんだろうね。気候変動を止めようなんて思っちゃだめっていうか無駄なわけで(そんなことは誰も思ってないのかな?)。

それと、人類にとって気候変動は無視できない、、、と書きましたが、はたしてこれもどうなんだろう?例えば千年前の気候と今の気候は同じなのだろうか?人類が気候データを取り出したのは、いつから?今、急に気候変動が起こっているように思えて、実は気候変動というのは、人類のスケールで見てもいつも起こっていることかもしれないし、、、

とまあ、こんな感じで書いてみました。脈絡のない文章ですみません。

目標まであと67日分

2009年10月4日日曜日

ブログハック(2) ~BLOGで仕事(研究)をアシストする~

Intertwine (MiniDigi)

10月も終わろうとしていますが、本ライフハックBLOGの更新が9月は1つしかなく、、、、おい、どうなってんだ?もうライフハックネタが尽きたのか?と愛想をつかせれている気配を感じますので、ひさしぶりに今日はあえてBLOG活用の話を取り上げてます。

分散と集中が生み出すブログハック(2009/6/27記事)で 書いたように、僕はBLOGを分散化させていく方針をとっていますが、今回は、その続きです。あれからBLOGの数を増やしまして、ここbloggerに おいて、非公開を含めて5つのBLOGを開設しました。はてなに1つありますから、計6つです。ここまで増やしたのには、2009/6/27記事であげた「ブログの役割分担を生み、自己ブランドを明確にする」というのが狙いです。あらためて僕自身のブランドを考えてみると、
  1. 教育者としてのおちくん
  2. 研究者としてのおちくん
  3. ライフハッカーとしてのおちくん
という視点があります。1と2は仕事のことになりますが、1については学内向けで、2については学内/学内両方を意識しています。。3はプライベートですが、、、、これはつまり、「おちせんせい」なのか「おちくん」なのかの 違いなわけですが、これらをすべて一緒にするのは正直やりにくい。つまり、今回ブログを複数立ち上げたというのは、対象とする読者を明確にすることで、書きやすくしたわけです。

ただ、今回、ブログの数を増やしたのは、「自己ブランド」という対外的な意識より、僕自身の内面に対する意識が少しあります。とくに2の「研究者 として、、、」のブログを立ち上げたのはまさにそれです。同業者(大学関係者)の方々はいろいろ研究ブログを書いてるんですが、皆さん、面白く高尚でため になる文章を書いていらっしゃる。じゃあボクにも書けるのかというと、書けないんですよね。もちろん、「研究してない」といってももちろんゼロというわけ ではなくて、研究日誌に書ける仕事録程度のことはやっているわけです。ただ、ライフハックのブログが書けて、研究ブログが書けないのはなんでなのか?客観 的に見れば、研究に対して日々真剣に考えていないからでしょう。今までは、それを講義負担が多くて、研究時間がなかなかとれないのを言い訳にしていたわけ ですが(まったく嘘というわけではないですが)、やはりそれではいけないなと。せっかく、自分には「BLOGを書く」という習性があるわけだから、それを もっと有効に活用できないかと、、、つまり、「研究ブログを書く」という動機を与えて、研究についてしっかりと考える習慣をつけようということです。また、アウトプットすることの意義を再確認する(2009/8/2記事)で も書いたように、なんでもいいからアウトプットすることが大切なんですよね。成果(論文、学会発表)だけでなく、その過程を研究ブログで出していくという のもアリじゃないかと。そんなわけで、先月はここのサイトはほとんど更新してませんが、その代わり、他のブログを書いていっていたわけです。けして、寝て いたわけではありませんので。。。

で、その研究ブログのほうは、8月末からはじめて、いまのところ6本記事が出ています。なんか、プログラム関係のネタばっかりで、「研究ブログ?プログラ ミングブログじゃないの?」って感じにになってますが、それでも、ノウハウを整理するいい動機付けとして効果が出ているのではないかと思います。また、ブ ログに書くようなネタはないか、、、と研究を整理する時間も増えてきました。もっと早くから開設するべきだったなぁ正直思ってます。

そんなわけで、皆さんもいかがでしょう?企業の方はなかなか仕事の中身とかを書くことはできないかもしれませんが、仕事へのブログ活用の参考にしていただければ幸いです。

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2009年9月1日火曜日

friendfeedの使い方が見えてきた(3)~検索機能を活用する~




friendfeedでこのサイトを訪れる方が多いようなので小ネタを追加投入。。。。

9 月に入り、学校が2学期にはいったということで、インフルエンザの流行が本格的に始まりそうです。この手の情報をどのように集めるか、、、という手段とし て、Twitter系のツールは非常に効果がありそうです。Twitterには検索機能があり、集めたいキーワードやハッシュタグなどを検索キーにかける ことで、それにひっかかった呟きを見ることができます。先日の衆議院選挙においても、僕はTV、ウェブ、Balloo、Twitterといった各種メディ アを並列に閲覧していましたが、Twitterでは、#senkyoのハッシュタグを追っていました。選挙の開票結果についての呟きをリアルタイムに追う のは、非常に面白いものでした。

で、Twitterの代わりにfriendfeedを利用するのもどうですか?というのが今日の話です。 Twitterに検索をかけるのと何が違うのか、、、というと、メディアを横断的に検索できる点です。人によって使い方はいろいろあると思いますが、 Twitterはあくまでもつぶやきが対象です。friendfeedはtwitterに限定されず、登録されたさまざまなサイトが対象となります。実 際、今日、”インフルエンザ”というキーワードで検索をした場合、friendfeedでは、はてなブックマークやtumblr、個人のBlog、 GoogleReader、、などの情報が引っかかってきました。これはまさにfriendfeedの魅力でしょうね。

また、検索をすると、「- Share / embed search 」と「- Pop out」のリンクがあります。前者は、検索の出力結果を共有するためのリンクで、検索結果フィードのURLを出力するだけでなく、他のサイトへの埋め込みをするテンプレートを出力することもできます。あるキーワードに関する最新のフィードをページのどこかに常時埋め込んでおけるということができそうです。後者は、検索結果が別ウィンドウで表示されるので、さまざまなキーワードの検索結果を並べてチェックするという楽しみ方ができそうです。

ただ、現状ではまだ「twitterよりfriendfeedを良い」と大きな声で薦める段階には至ってないですね。それはfriendfeedのユーザ 数がtwitterに比べて圧倒的に少ないからです。流れてくる情報の量はTwitterのほうが多いです。また、Twitterのほうでもblogの更 新情報とか、各種URLの埋め込みなどを行われているので、twitterだけでもそれなりにいろいろな情報を入手できてしまうという現状があります。こ の辺がfriendfeedと競合してるんですよねー。

個人的には、twitterはあくまでの呟きツールなわけだから呟きに徹して、それ以外の情報の共有はfriendfeedに任してほしいなと思いますね。

P.S
検索に関連して補足しますけど、tumblrは今のところ日本語検索ができないということになっていますが、friendfeedに読ませるようにしておいて、friendfeedで検索することで日本語検索も対応できます。


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2009年8月31日月曜日

ストレスとライフハック ~名古屋ライフハック研究会Vol4に参加してきました~


名古屋ライフハック研究会Vol4に参加してきました。佐々木正悟さんをお招きした「マインドハック」がテーマです。話は盛りだくさんなので、詳細は他のブログに譲るとして、ボクの感じたことを書いてみます。


ストレスは悪か?
ライフハックってのは、「ストレスフリー」という名を持つ書籍が出ていることからも、ストレスなくタスクを遂行していくことが目的であり、そのための手段 を考えていくことだと思っていました。しかし、それは本当なのか?と考えさせられる話がありました。佐々木さんは、「目の前にあるからといって覚えている とは限らない」というフレーズを出してきました。つまり、目の前にあるからといってそれを把握しているとは限らないということ、、、この話を聞いて、個人 的に思い当たることがありました。前回の記事で書いたように、トリプルディスプレイ環境により、ボクはTODOやスケジュールを、常時ディスプレイ上で開 いておくことが可能になりました。じゃあそれで、ボクはスケジュールやタスクをもれなく把握して、仕事をスムーズにこなしているか?といえばそんなことは ありません。先週、金曜日に提出しなければならない原稿があり、カレンダーにも期限として書いていたのに、ボクは「来週の月曜日に締切がある」と思い込ん でいました。これはまさに、「目の前にあるからといって覚えている(把握してる)とは限らない」ということ。もちろん「ストレスフリー」を目指すことじた いは間違ってはいないと思いますが、いき過ぎた状態もまずいという話です。ストレスは必ずしも悪ではなく、ある程度ストレスがあるほうが、うまく機能する ことがあるということです。

教育も同じ
大学人として感じたことですが、この話って教育も同じなんですよね。「良い教育」を論じる際、「わかりやすく教えること」というのが挙がってきます。これ じたいは間違いではありませんが、「わかりやすすぎる」というのは、必ずしもよい教育効果でるとは限らないという面も持っています。たとえば、パワーポイ ントを使った授業というのは、昔は積極的に使うことが奨励されていましたが、今はその教育効果に疑問を持っている人は少なくありません。よく、「パワーポ イントの授業ってのは目から入って頭の後ろから抜けていく」といいます。パワーポイントを使うと非常にきれいに資料を提示することができます。アニメー ション効果を使えばさらにわかりやすくなります。でも、講義が終わると「あー、面白かった、、、で、この授業なんだったっけ?」という感じになります。授 業というのは、あまりわかりやすくすると頭に残らないのです。僕らが学生の頃は、「ぼそぼそしゃべって、黒板に書く字も汚い」という、今なら「とんでもな い先生」のレッテルをはられたであろう先生が多くいましたが、かえってそういうほうが必死になって聞くもんです。だから今でも習ったことが頭に残っていた りします。


振り子のように生きる
ストレスはありすぎてもいけないが、なさ過ぎてもいけない。つまり中間にいるのがちょうどいいわけですが、これは言うのは簡単、実行は難しい。佐々木さん もそのような中間的な状態を維持することは難しく、振り子のようにいったりきたりするのがいいとおっしゃってました。これは個人的にハッとする話でした。 僕も、「何事も中庸が一番だけど、それはなかなか難しい」ということを、なんとなく感じていたわけですが、どちらかというとその難しさを理解しつつも、な んとかして中庸になることを目指していた気がします。佐々木さんの話は、「いったりきたりしたらいいじゃん。人間だもの」っていう感じに、肩の力を抜けさ せてくれるような気がしました。


おまけ:LTもしてきました
今回もおバカなLTをやってしまいましたが、練習不足でうまく話せなくて個人的には大反省です。って、いうか、今回のネタは実は作ってる自分が大笑いして いる状態でして、笑わずプレゼンできるようにするので必死でした。(正直、自分だけウケて、みんなが興ざめしてしないか心配でした、、)次回はちゃんとプ レゼンします。ただ、次回の名古屋ライフハック研究会のテーマは「コミュニケーション」なわけで、この「お題」はLTするにはちと厳しい、、、、

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2009年8月23日日曜日

トリプルディスプレイで快適デスクトップ

Generic PC
※本記事は、名古屋ライフハック研究会Vol.3のLTで発表したネタです。

ディスプレイが大きくなれば、PCでの作業はよりしやすくなる、、、そんなふうに思っている人は多いと 思います。ITの普及でペーパーレス時代といわれながら、職場は紙であふれているのはなぜか?それは、ディスプレイに比べて紙のほう視野がはるかに広いか ら。だから、アナログに勝つるためにはディスプレイを大きくする必要がある、、、そんな信念のもと、僕自身、15インチ→17インチ→19イン チ→22インチ→24インチというふうにディスプレイサイズを広げ、そして、デュアルディスプレイ、トリプルディスプレイへと理想のデスクトップ環境を追求し続けています。今日は、そんな試行錯誤の中で感じた、ディスプレイと作業スタイルの関係について書いてみます。


サイズはあまり関係ない?
ディスプレイを広くすることで個人的に期待 していたのは、例えばプログラミングをしながら、ネットの参考サイトを閲覧する、、、といった並列に情報にAccessすること。しかし、24 インチまでサイズを上げていく過程では、実はさほど作業効率が上がった実感がありませんでした。自分のデスク トップの使い方を振り返ってみると、ディスプレイが大きくなってもデスクトップでの作業スタイルがほとんど変わっていない。ディスプレイのなかで、手前に 表示されているのは一つのソフトだけ。24インチくらいになってくると、二つのソフトを並べて表示する事は可能ですが、そういう使い方をしていない自分が いました。おそらく、30インチディスプレイを買ったとしても、このスタイルは変わらないのではないか?そんな気がしました。

デュアルディスプレイの威力
そ んな訳で、二年前、もう一台24インチディスプレイを購入し、デュアルディスプレイを実現しました。この時、劇的に作業スタイルが変わりました。これは単 純にディスプレイの領域が広くなったということでだけではなく、ディスプレイが二つに分かれる事に意義があるようです。つまり、ディスプレイが2つになる ことで、作業領域が明示的に2つになり、二つのソフトを並行して閲覧することが自然な行為となりました。おそらくこれは小さいサイズのディスプレイでも同 じだと思います。大切なのは広さではなく分かれること。つまり、24インチディスプレイを1台買うよりも、17インチディスプレイを2台買ってデュアルに したほうが、並列的に作業を行え、快適なデスクトップを実現できる、、、そんな気がします。

そしてトリプルディスプレイへ
デュア ルディスプレイはかなり快適でしたが、1点だけ不満を感じていました。それはどのように配置するかです。目の前に並べておいた場合には、真ん中にディスプ レイの境界が来ます。よって、視線がかならず斜めになっているということ。慣れれば気にならないレベルですが、それでもちょっと違和感を感じていました。 24インチディスプレイも5万円台を下回るようになりましたから、そしてついに、トリプルディスプレイ(24インチ×3台)に手を出すことにしました。トリプルにすると、左右 ならびに中央とディスプレイを配置することができます。実際にやってみるとこれが想像以上に快適。正面にディスプレイがあるというのはとても自然であり、デュアルの時より没 入感が高いことに気付きます。なお、僕の場合、
左・・・Googleカレンダー+gMailTask
右・・・メール+Twitter
と いう配置をデフォルトとし、中央に現在作業中のソフトを配置します。もちろん各ディスプレイにおいて、ソフトのウィンドウサイズは最大化しています。メー ルを作業する際には場合によってはメールを中央に持ってくることもあります。ようはなるべく正面を向くように適時ソフトを配置するようにしています。以下の写真は、僕の職場のデスクトップの様子です。ちょっと映りが暗いですが、3つとも24インチディスプレイです。




なお、トリプルにするには、ビデオカードを追加することで簡単に実現できます。

おまけ:トラックボールマウス
広大なデスクトップ 空間には、トラックボールマウスがお勧めです。通常のマウスだと右から左へ移動させたりするときに、マウスを何回も動かす必要があります。僕みたいに机の 上がゴミであふれかえっている時は、広いマウス領域を確保することは困難です。トラックボールマウスだと、マウス自体を動かす必要はありません。僕が使っているのはロジクールのTrackMan Wheelです。



加速をつけて親指で動かすと、ウィンドウがヒュンヒュン移動します。

以上、トリプルディスプレイについて紹介しました。なお、僕的にはこれ(トリプル)が終着点かな~という気がしてますが、ネットをググればトリプル以上のディスプレイを実現している猛者の方はたくさんおられます。興味がある方はいろいろ調べてみてください。

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2009年8月6日木曜日

gMailTasksでタスク消化を加速する

Remember Icon

2009年4月22日の記事(gMailTaskを導入しよう)では、gMailTaskについて紹介しました。僕自身、リスト形式のタスク管理がキライだというのがあります。そんな僕がなぜgMailTasksを使っているのか?今日はそのことについてお話しします。


タスクの粒度を小さくする
ライフハック界隈でさんざん言われていることですが、タスク管理ならびにタスク遂行のコツは、タスクの粒度を小さくすることです。論文を書くという目標があれば、論文を書く というTODOを設定するのではなく、骨子を書くとか、資料を探す、、、など、目標までの手順を明らかにして、タスクの粒度を小さくしていきます。これは、
  • 何からとりかかればいいのかわからない時
  • 取りかかるモチベーションが上がらない時
に有効です。特に僕は後者の状況が多いです。はやくやらなきゃいけないタスクがある、、、それでも何故かとりかかれない、、、っていう嫌なタスクってありま すよね。理由はいろいろあるんだけど、とにかく何故かとりかかるモチベーションがあがらない。そんな時、僕は、タスクを極限まで下げていきます。例えば、 資料を提出しなければならないのに、まだ一行も手をつけてない時、、、極端な時は、Wordを起動する、ファイルを作成する、名前を書くとか、それくらい のレベルに落とします。

gMailTasksの活用
僕 は基本的に、TODO管理はGoogleカレンダーでやってます。この方法の欠点は、タスクが多くなり過ぎると、カレンダーがすごいことになるというこ と。タスクの粒度を小さくし過ぎると、カレンダーがTODOに埋もれてしまいます。そんな小さなタスクの管理には、gMailTasksがフィットしま す。
gMailTasksの最大の利点は、タスクを階層化して管理できることです(tabキーを押すと階層が1つ下がります)。最初に設定した タスクの粒度が遂行するには大きかった場合、それってなに?どうすること?というふうに自問自答していきます。そこででてきたタスクは、サブタスクとして 階層を下げて書いていきます。もし、そのサブタスクの粒度がまだ大きかったら?同様に粒度を小さくし、サブサブタスクとして設定できます。これはあまり注 目されていないようですが、個人的にはありがたい機能です。とくに、モチベーションのあがらない時は、それってなに?どうすること?と、とことん粒度を小 さくしていきます。そうすることで、モチベーションのあがらない時でも、なんとか手をつけることができます。一度手をつければ、慣性の法則が働いてスイス イと作業が進むものです。


いわゆるDoingリストとしてのgMailTasks
あれ?おちくんは、Googleカレンダーで TODO管理してるのではなかったの?と思われる方もいると思いますが、当然、TODO管理はGoogleカレンダーです。じゃあ、2つのTODO管理シ ステムが並行しているのか、、、といえばちょっと位置づけが違うんですよね。粒度が小さくなったタスクのリストというのは、タスクリストではなく、いわゆ るDoingリストと言えるでしょう。Lifehacking.jpの「ゆっくりと動きながら高速でこなす、一流の研究者の Doing リスト」でも書かれていることですね。gMailTasksというのは、使ってみればわかりますが、とても軽量です。さらに、前記事:gMailTask を導入しようでも紹介したように、サイドバーにいれると非常に使いやすくなり、思い立ったら即書き込むことができます。僕の中ではちょっとしたメモ書きス ペースにもなっています。

以上、タスク消化を加速するツールとしてgMailTasksの活用のお話をしました。皆さんも試してみてはいかがでしょうか?

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2009年8月5日水曜日

カウントダウンクロックで、朝の時間との戦いに終止符を打つ

6月にあった名古屋ライフハック研究会での、シゴタノの大橋さんの講演で話題にあがったセガトイズのモーニングカウントダウンクロック。実は、この話を聞いたあと、購入しました。これは出発時刻を設定すると、一時間前からカウントダウン開始。「一時間前です、30分前です、15分前です、、、」とアナウンスがはいり、どんどん間隔が短くなっていき、最後は、10秒前からカウントダウンで、「3,2,1、いってらっしゃい!」と声をかけてくれます。

朝は時間との戦いである
朝の出勤までの時間は、顔を洗う、朝食をとる、トイレに行く、新聞を読む、身だ しなみをする、、、などたくさんのタスクがあります。ライフハック的にはルーチンを確立させておくことがベストソリューションでしょう。しかしながら、我 が家の朝は大人の都合(笑)でいつも不定期。なかなかルーチン化することは難しいという現状があります。ただ、子供は定刻に家を出て友達と一緒に通学することになっているので、子供が家を出るのを遅れないようにすることは、最優先になっています。
 「◯時に出発」というスケジュールがぶらさがっていると、時計をたえず気にしておく必要があります。単純に「◯時まで何か一つのことをする」というのであれば、通常のタイマーでよいと思います。しかし、スケジュールとタスクが異なる場合はそうはいきません。また、タスクが複数あるのであれば、状況に応じてやれるタスクからやっていくという戦略にならざるを得ません。ここで問題なのは、何かに集中してしまうとまずいということ。うちの子供の場合、時間に余裕があれば、ピアノの練習や勉強をさせるようにしています。しかしそれは、時間を有効に使うためにやっているオプションです。一番の目的は「◯時に家を出る」というスケジュールですから、オプションに気をとられて時間が過ぎてしまうのは大問題です。ですから、タスクをやりながら定刻に家を出られるように時計を確認するという意識の分散が必要です。これを小学生の子供にやらせるのは難しい(うちの子が苦手なだけかもしれませんが)。よって我が家では、親が注意を払っているわけですが、親も通勤に向けてやることがあるわけで、ついうっかり、、、というケースも時々あります。このように、朝は時計とにらめっこしていたわけです。カウントダウンクロックに出会うまでは、、、、

時間管理から解放される
そんな我が家に救世主が現れました。冒頭でも書いたカウントダウンクロックです。このおかげで、時計を確認するというメタタスクから脳を解放できました。とくに「あと◯分です」というコールは思った以上の効果があります。残り時間というのは、今のタスクを続けるべきか、他のタスクに切り替えるべきか、、、という判断材料になります。「30分前なら、まだ今のタスクを続けてもいいかな?」「15分前ならそろそろやめて、残りのタスクをすませようか、、、」といったことを考えることができます。娘もこのことに気づいているのか、自然と残り時間にあったタスクをやるようになってきています。またこのことは、時間を気にすることなく、他の仕事に集中できるという効果を生み出します。このタイマーがない場合、◯時に出発するというスケジュールを守るために、他のタスクに集中することが難しかったと も言えます。でも、意識を分散する必要はないのです。一つの仕事に没頭することができるのです。


思った以上の効果があるこのカウントダウンクロック。カウントダウンクロックというのは、PC上でもいくつかあるようで、個人的には通常の仕事でも活用できないか検討中です。とくに、単純に視覚的にカウント ダウンするのではなくて、音声で途中の時間を知らせてくれる、、、というのは、ライフハック的になにか特筆すべき効果があるような気がしてなりません。ニーズは間違いなく高いと思います。販売元は、セガトイズですので、おもちゃの部類に入るんですかね?おもちゃというにはあまりにももったいないライフハックツールです。皆さんもぜひお試しください。

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2009年8月2日日曜日

アウトプットすることの意義を再確認する

Pen & paper

仕事に追われてすっかりペースダウンしている本ブログですが、今日は、アカデミック系(大学・研究系)の話をネタにして、アウトプットすることの意義を再確認しようと思います。なお、研究分野によっては、研究の捉え方がちがいますので、その点はご注意ください。

ラ イフハック系の集まりとか書籍では、よくアウトプットが大切って言われてます。こういう話は、アカデミックな世界でも同じで、僕は学生時代から、「パブ リッシュしろ(論文をかけ)」と、耳にタコができるほどよく指導教員に言われてました。アカデミックの世界では、パブリッシュするというのは、「論文」と 「学会等の口頭発表(予稿)」の2つの手段がメインになります。論文というのは、研究業績として確実にカウントできる成果物です。成果はもちろんのこと、 きちんとした文章でないと採録されません。一方、口頭発表予稿は、一般には誰でも書けて発表できるので、通常は業績としてカウントされません。業績的に口 頭発表の予稿はあまり価値がないわけで、こういった背景から、口頭発表に時間を割く暇があったら論文を、、、という意識が自分の中にありますし、そう思っ ている人も少なくないと思います。でも本当に価値がないのでしょうか?

自己ブランド化につながる
「あなたは誰ですか?何してるん ですか?」学会等で初めての人に出会ったとき、こういう事を聞かれます(もちろん言い方は違いますけどね)。あと、「おち先生、最近はなになってるんです か?」とか、、、また、研究の話で自分と同じこと(似たようなこと)をやってる人にも出会ったりします。こういう時、「実は、私は~の研究をしてまし て、、、」って言えばいいんで すが、発表(パブリッシュ)してないとそれがいいずらい。どこかで発表してれば、たとえ口頭発表でも「~の研究してます。○○学会でも発表してますんで、 興味があれば、、、」みたいに言えるんですがね。やはり、パブリッシュしたものがないと、その言葉に説得力がないなーって思ってます。実際、第三者からす れば、「(未発表だけど)実は~をやっている」なんてフレーズは全く価値がない。例えば、ある研究分野に長けている人を紹介する際でも、パブリッシュした ものがその人を紹介する根拠になります。極端に言えば、「発表=パブリッシュしてないというのは、やってないと同義だ」といってもいいでしょう。
特 に今の職場に移ってからは、これをかなり意識し始めました。というのも、今は以前の職場にいたときと全く違う研究テーマに取り組んでいるわけですが、対外 的になかなか以前の研究テーマのイメージを払しょくできませんでした。これはなんか気持ちのいいものではないですね(別に以前のテーマが嫌いというのでは なく)。なんというか、何か今の自分を正当に見てもらえてないというか、、、、まあそれは、僕がそのテーマについてパブリッシュできてなかったわけですから、当たり前のことなんですけどね。
別に論文じゃなくてもいい。なんでもいいから発表しておかないと、「研究者として、あなた何者?」と言われた時の、自分のイメージと周りの自分に対するイ メージにギャップが生まれる状況になってしまいます。そんなわけで、僕は極力どこかで発表しておくようにして、最近ようやく過去の自分を抜け出してきたか なというような気がしてます。

屑も積もれば宝となる
数年前まで同じ大学にいる某著名な先生と共同研究する機会がありました。その 先生は世界でオンリーワンかつナンバーワンの技術を持っている人なんですが、いろいろ学ぶ点が多かったです。その先生の言ってたことで印象に残っているの は、「屑論文でいいから書いとけ。チラシの裏紙に書いたメモ書き程度でもいい。まさにペーパーだよ(論文という意味でも普段使われる)。でもそれが積み重 なって、大きい成果が出てくるんだから、、、」という話。目から鱗でしたね(僕自身には)。ライフハック系の話で、「大きいタスクは小さいタスクにわけて 処理せよ」というのがありますが、それと似ているかもしれません。
ただ、この話は実は簡単なようで難しい要因があります。「大きな成果は屑が積み 重なって生み出される」、、、それはわかります。しかし、ただやみくもに屑を書いていけばいいのではありません。ゴール(大きな成果)につながる屑でなけ ればなりません。これを「研究」でやれというのは、凡人の僕にはちょっと難易度が高いですね。

書くことで見えてくる
最近はどこの 大学でも外部資金獲得が重要視されています。それは個人レベルのものもあれば、組織的にやらなければならないレベルのものもあります。後者について、私の いる組織でも、当然重要要件となっていますが、上部の人がとても印象的な話をされたことがあります。普通、外部資金獲得という目的があれば、「いかに獲得 するか、、」という点に目を奪われがちですが、その方は違いました。「予算獲得できるかどうか、それは正直難しいのが現状でしょう。しかし、その可能性は ともかく、まずは申請しましょう。申請書類を書いていくことで、我々がやっていること、取り組んでいることを見つめなおすことができ、長所・短所が見えて きます。そしてそれが将来へとつながるわけですから、、、」うるおぼえですが、こんな感じの意図をはなしてました。
僕自身は、ダメだとわかってい るものはなかなか書けないタイプです。書いても無駄、時間がもったないと思ってしまいます。でも、確かに何もしなければ現状認識はできませんから、次にす すめません。申請書のような書類書きは、個人的には非クリエイティブなものだと思っていたのですが、それを前向きに考えることができるこの人の発言は、ま さに目から鱗でした。

以上、アカデミック系の話をネタに、アウトプットすることの意義を再確認してみました。この話は、ブログの執筆でも 共通することだろうなと感じてます。時間がない、、とか、いいネタ書かなきゃ、、、と思いとどまりがちですので、個人的には、この自分のブログをこれから も何度か読みなおして、研究やプライベート(ブログ)で活発にアウトプットできるよう、自分にハッパをかけようかと思います。

目標まで、あと74日分

2009年7月20日月曜日

Friendfeedの新たな使い方が見えてきた(2)

friendfeed.com (ff)

先月、friendfeedの使い方に ついて書きましたが、この1か月の間にまたまた見えてきました。というか、今日のネタはずいぶん前からネタ帳(iPhone)に書き始めていたのですが、 今月は忙しくてアップする時間が全くなく、ようやく書きだせることができたというのが現状です。ですので、ネタ的にはタイムリーじゃないですがその点はご 了承を、、、、


つぶやきにコメント
friendfeedは基本的にツイッターに類似しています。ツイッターのタイムラインを読み込ませることはもちろんの こと、ツイッター向けに発言を転送することもできます。ちょっとしたツイッタークライアントにもなるわけですが、決定的に違うことがあります。発言に対し てコメントをつけることができるのです。ツイッターの発言は原則としてひとつのタイムラインの上を走ります。Replyはありますが、通常のつぶやきや返 信などが混在することになります。ユーザが少なければそれでいいですが、多くの発言が流れ出すと一つを追うことが困難となります。また、他の人にも見えま す。ツイッターはあくまでも呟きツールであり、個人てきなやりとりのようなものがながれるのは場として不適切です。一方、friendfeedは、発言に 対してコメントスレッドがサブ的に続きますので、スッキリと見ることができます。


コメント集約システムとして
近年の多くのネット上のツールは、ただ情報発信をするだけでなく、コメント環境をもちあわせていて、自分の書 いた内容について意見や感想を求めることができます。先日の記事では、friendfeedはホームページ代わりに、自分のコンテンツを集約できると書き ましたが、コメントも集約できる可能性があります。これは、分散したコンテンツのコメントをいちいち確認する手間が減らせるという効果が期待できますね。
mehoriさんやシゴタノの大橋さんも、少し前にfriendfeedを使ってコメントを活用して、皆から意見を募っていました。これって、なんか普 通のことのようですが、個人的にはビビビッとくるものがありました。


掲示板とのちがい
個人的に、friendfeedのコメントシステムが掲示板を利用する場合とどのように違うか気になりました。 個人的な印象の域をでませんが、friendfeedのコメントは、発言者との一対多のコミュニケーションの性格が強い気がしました。掲示板は、参加者間 のやりとりが発生する事が多いと思いますか、それがない気がしました。また、コメントといいながらなんか呟いている間隔に近い、、、ぼく自身、自分のコメ ントに他の人がどう感じるかはどうでもいい気がしましたし、他の人のコメントも軽く読むくらいでした。また、コミュニティの掲示板は誰でもスレッドの主に なれます。一方、friendfeedではそのユーザの挙動タイムラインがきっかけになります。書きながら気づきましたが、friendfeedのコメン トシステムのいうのは、芸能人に張り付いている記者のインタビューみたいなものかもしれません。その人の一挙一動に皆が反応しているという感じですね。


SNSとしてのfriendfeed
friendfeed がSNSたる所以がなんとなく見えてきた気がします。まず、twitterとも共通しますが、フォローする他人の登録は片方向だけでよいというのが、 mixiと異なってますね。マイミクの場合、承認しないと双方のマイミクに表示されないはずです(ヘルプを見る限り)。そういう点でSNSとしては緩い人 のつながりです。あと、先日気づいたのですが、自分がフォローしている人が、第3者(フォローしていない人)に対しておこなったコメントも追えるようで す。自分のホームフィードに、全く知 らない人(フォローしてない人)の発言が出ていて、なんで?と思ったら、知人がその発言にコメントを入れていたようです。
friendfeed は自分が注目してる人の挙動から新たな人の存在を知り、広げていくことができます。そうですね、、、、frindfeedを森にたとえれば、注目している 人が投げた石(発言や挙動、コメント)によって、その森に潜んでいる住人たちの存在がコメントとしてあらわになる。そして、そのコメントから興味深い人を 見つけて、その人をフォローし始める、、、そう考えるとfriendfeedはSNSであるといえます。


friendfeedのユーザであることが前提
ただし、以上の話にも前提があります。読者がfriendfeedのユーザでなければいけません。いちい ちコメントをするためだけにfriendfeedのアカウントを作ってくれるかは疑問です。この点が、friendfeedが乗り越えなければいけない壁 であり、欠点でもあります。mehoriさんや大橋さんは有名なブロガーであるので、購読者も多く、逆に、読者の中でもコアなメンバーが対象になっているので、結 果的に情報収集の場としてベターだった感じです。一方、別の見方をすれば、有名人がfriendfeedを活用し始めれば、それ が呼び水となって、friendfeedのユーザが増える可能性が見えてきます。百式の田口さんもブログの更新をtwitterからfriendfeedに変更されたようですし、こういうのが起爆剤になって今後増えていく気がします。


裏ワザ:Imaginary friendsを活用する
先月の僕のfriendfeedのエントリーのコメントで、Joeさんが教えてくれたのですが、Imaginary friendsという、つまり仮想的にユーザを作成して、第3者をそれに割り当て、その人のフィード情報を追加することができるようです。(参考:FriendFeedの便利な使い方)詳 細は参考サイトにゆずりますが、これは、とても興味深い機能です。その人がfriendfeedのユーザでなくても、ストーカーの如くその人の行動を追う ことができます。といいながら、まだ活用はしてませんが、ちょっと思いつくところがあるので、今後、使ってみようか検討中です。

以上、friendfeedについて思いついたことを書かせてもらいました。最近、私の知人の方々もfriendfeedを本格利用しはじめたようですの で、今後もいろいろな使い方が見えてくるのではないかとちょっと期待してます。この記事をご覧の方で、まだの人は、ぜひ検討してみてくださいね。

2009年6月23日火曜日

twitterを一年間使ってみて


6月20日は僕のtwitter記念日。昨年から使いだして一年になります。使い始める前は、知人がtwitterやってた事を耳にして、「それって何か楽しいの?」「うーんどうですかね?」みたいな感じだったので、正直、期待はしてなかったんですが、やりはじめて生活が激変しました。そんなわけで、ありきたりですが、twitter使いだして感じたことを書いてみようと思います。

フォローすることについて
Twitterの楽しさはまずはフォローすることからはじまる、、、僕はそう思っています。なぜ、フォローするのか?についてですが、僕自身はその人の息遣いを感じたてみたいというのが、もともとありました。この利用価値を見いだすきっかけになったのは、mehori師匠です。もう少し正確に言うと、mehoriさん本人ではなく、lifehacking.jpに出てくる人です。僕がmehoriさんの記事で1番面白いと感じて いたのは、伝説の研究者の記事です。内容から、日本で、いや、世界でトップクラスの研究者である事が推測できましたが、そういった人が、日々何を考え、どのように行動しているのか、その人のオーラをmehoriさんの文面から感じる事ができました。これがきっかけとなり、著名人が日々どんなことをしているのか自然と興味がでて、twitterが有効なツールであるという結論に達しました。そしてまたmehoriさんも、本業をやりつつ、ライフハックに関係する数々の面白い記事を書き、サクセスストーリーを進んでいる。この人は、日々どんなことを考えてるんだろう?どんな時間の使い方をしてるんだろう?そんな動機もあって、mehoriさ んのフォローは僕の中で三番目に位置付けられています。
まあ実際には、あんまり僕自身注目してる人も多くなくて、結局、知人が多くなりましたけどね。基本的に僕は誰でもフォローする訳ではなく、知人あるいは著名な方を原則としてます。これは、情報洪水に溺れないよう僕自身の自己防衛策でもありますし、また、知っている人の日常の行動を感じたいという意図があります。僕をフォローしてるのにされてない方、申し訳ないですけどご理解下さい。


呟くことについて
最 初にtwitterを触って直感したのは、これって、いわゆるユビキタスキャプチャーのツールに使えるかも?ということです。ただ、それならメモ帳にかいたらいいじゃん、という事になります。「なぜネット上で公に呟くのか?」僕はこの問いについては、「なぜブログを書くのか」と同義だと思ってます。今でさえ、blogというのはたくさん存在し ますが、そうはいっても世間のほとんどの人がblogをしているというのは間違いです。ほとんどの人はblogなんて書いていないでしょう。
世の中には、自己表現したい人と、したくない人が存在します。インターネットというのは、容易に自己表現を可能とするメディアであり、その特性が両者の存在を浮き彫りにさせています。なぜ、呟くのか?という問は、なぜ自己表現したいのか?という問と同じあり、これを説明することは難しいのではないでしょうか?個人的には、呟きたいから、、、としか言いようがないですね。たぶんblogを書いている人は、自己表現したい側にいる人でしょう。きっとtwitterにハマる可能性は高いと思います。
 ただし、気軽なつぶやきも気をつけないと、ついうっかり公にしてはいけない事を呟く危険性はあります。blogとは違い、推敲はしないと思います。時々、危ない発言をされてる方がネットで話題になってます。ここは、経験が必要でしょう。というか、twitterの仕組みがちょっとわかりにくいというのもありますね。

情報収集源として
様々なメディアがtwitterに対応しているように、フィードがわりになりつつあります。ぼくはこのやりかたには、弱冠の違和感を感じつつ、なにかあたら しい可能性が潜んでいるという気もしており、どう判断すればいいのかモヤモヤしているところです。ただ、面白いのは、フォローしている人の呟きから、いろいろなニュースを知ること。ある意味、たくさんのフィードを追うよりもfollowerのつぶやきをみるだけで、最新の世の中の動きや、自分に有益なニュースに出会うことがよくありますね。


生活の一部になった
そんなわけで、twitterを使うことが、日々の習慣というか生活の一部になりました。いや、正直、中毒になっています。僕の日常を紹介しますと、
  • 朝、目覚めとともに、ふとんの中でtwitter
  • 通勤時間中、電車の中でtwitter
  • 職場にて、一息ついたらtwitter
  • 帰宅後、ソファーにすわってtwitter
  • 寝る前に、ふとんの中でtwitter
というように、僕の左手にはいつもiPhoneがあり、呟いてます。ちなみに、Twitterが世間でも受け入れられているのは、
  • 呟きという免罪符が産み出す発言の手軽さ
  • followという人との繋がりの緩さ
なわけですが、それに
  • モバイル環境との親和性
  • 簡素な入力インタフェース
が加わって、相乗効果を生み出していると思います。僕の場合はiPhoneですが、アプリの利用率を調べたらおそらくtwitterが1番な気がします。「iPhone使って何やってるの?」っていわれたら、「twitter!」、「iPhoneで何が便利になった?」「twitter!」と答えてしまいそうです。ケータイからも使えるらしいですし、PCを使わなくてもイイもいうのは、呟きたい時に呟けるという、呟き(twitter)のプラットホームとしては、モバイルは最適と言えるでしょう。

そんなわけで、twitter未体験の人は、ぜひ一度使ってみてください。ただし、使いすぎは体に毒ですので、お気をつけください。

目標まであと76日

2009年6月19日金曜日

僕が新型iPhoneを購入することに決めた理由


さっそく予約してきました。iPhone3Gからの機種変です。ちょっと悩みましたけどね。金額も高いし。ただ、今回は大手量販店のポイントを活用することで、新規購入にはさほどお金がかからないことに気づいたので、自分の中でGOサインがでました。もちろん理由はそれだけではありません。

速さ
新型iPhoneのネーミングにスピードのSがついているように、最大のウリはスピードの向上でしょう。いうまでもなく、モバイル機器はスピーディーさが求 められます。ノートブックがいまいち普及しにくいのは、さっと起動して、さっと書き込む、、、ということができないからです。iPhoneはその点はマシでした が、そうはいっても若干のもたつきがあります。場合によっては、ケータイの方が挙動がはやかったりすることもあります。ただ、iPhoneは、そのもたつきを 独特のインタフェース効果によりうまくごまかしてきた訳です。しかしながら、3.0により軽快に動くようになりました。まるでiPhoneが生まれ変わったかのようで、速度が生み出す快適さというのをあらためて実感しました。ということは、新型になればもっと快適になるのではないか?そんな期待感が僕の中で高まりました。

カメラ性能の向上
iPhone を使い出してから変わったこととして、カメラの使いかたです。ユビキタスキャプチャーツールとして、カメラは重要なツールになりました。現機種の欠点はマ クロ撮影ができなかったことで、僕はGriffinのマクロレンズケースでごまかしてました。でも新型は画質の向上とAF搭載。これでますます写真がとりやすくなり、いろいろ なシチュエーションでの活用が期待できます。

動画撮影機能
じつはこれが一番気になっています。動画?そんなの何に使うの?と思う 人もいると思いますが、そもそもカメラでさえ、以前は全く使ってませんでした。ケータイのカメラ?何に使うの?そう思ってました。それと同じことが、、、 つまり、ユビキタスキャプチャーの新しいメディアとして、動画撮影が位置づけられていくのではないか?そんな期待感があります。

電子コンパス
こ れは依然から欲しかった機能です。僕は、auのGPSのナビには昔からお世話になってました。これがあるからauを使っていたといっても言い過ぎでないくらいです。 iPhone以降はグーグルマップのお世話になりっぱなしですが。電子コンパスについては、auを使っていたころからその利便性は経験してましたし、方向音痴の僕にとって、マップをさらに快適にする電子コンパスには期待せざるをえま せん。

ほかの機能は、、、まあ、どうでもいいかな。音楽はあまり聴かないし。まあ、これだけあれば充分でしょう。というか、ぼくは本質的に新しいもの好きなんです。これはじぶんのアイデンティティです。もともと僕はこの10年間、毎年ケータイを機種変してきましたし、、、だから、自分の欲求にウソをつきたくない。欲しい?じゃあ買おうか!

今後のiPhone購入計画
つ いでに、僕のiPhone購入の今後の計画も決まりました。今回は、量販店のポイントの力を借りて一括で買うことにしてますが、一年後、もしまた新型がでたら、今 度は分割で買います。そしてまた、一年後は、ポイントを活用して一括でかいます。というように、二年おきに一括で買うことで分割払いを重ならないようにし、またそれができるようにポイントを効果的に溜め る、、、うーん、アホですね。
ちなみに、ポイントってそんなに溜まるの?って疑問がでてきそうですが、まず、ちょっとしたパソコンパーツとかはよく買いにいきます。それと本です。プログラム系の本も量販店でよく買います。このブログを読んでる方は、きっとかなりの本代を使っていると思いますが、それに10%のポ イントがつけば、、、なんかすぐiPhoneが買えそうな気がしてきませんか?ポイントためて何に使うか?個人的に悩んでましたが、もう迷いません。全てはiPhoneのため。うーん、やっぱりアホですね。

まあ、正直、先のことはわかりませんし、考えたらきりがありません。iPhoneよりいいガジェットがでたらそれに切り替えます。ただ確実なのは、新型がでたら買うという自分の性格。待つことの利点はあまり感じられなかったというのもあります。実際には、現機種の月月割が消えるので損をしますが、先延ばししたからといって、こんどは1年後にまた同じ状況が発生しますからね。いつ買っても損をするわけだし、だったら先延ばしする意味がない。半年後には本体価格も下がってるだろうけど、さすがにそこまで待てない。(たぶん、半年おくれターンで機種変更するのが一番安いでしょうね)だったら少しでも損を減らすようにポイント活用と、、、

と、いろいろ書きましたが、このエントリーが皆さんの新型購入の背中を押せるようであれば幸いです。3GS。みんなで変えれば怖くない!

目標まであと77日分

2009年6月17日水曜日

分散と集中が生み出すブログハック

このブログを書き始めて半年が経ちました。本音としては毎日書きたいところですが、時間もネタもなく、それらが両方満たされた時に投稿してます。まあ、当初の公約通りですね。もともと僕は、いわゆるブログ自体は1999年から仕事日誌として書き始めてますが、自分の独り言であったり、仕事録が目的でした。そんな僕がこのブログを 立ち上げた理由は、自身のライフハッカーとしてのブランド作りの一環なわけですが、ブログを増やしてみたことにより気づいた、分散と集中によるブログハックについて書いてみようと思います。


1つに集中させる
もともと書いていた(今も書いてますけど)日誌ブログは、とくにネタは限定せず、なんで もかんでも放り込んでました。まさに一極集中です。そもそも自分のためのメモでしたから、それでよかったですし。ただ、いちおう模範としている人はいて、書き始めた当時(1999年以前)から大学教員で日記を書いてる知人がいまして、NHKにも出てたくらい面白い日記を書いてました。僕自身、昔から日記を書くのは好きでしたから、その人の書き方も時に はマネしつつ、基本的には何でもありにしてました。このように、情報を集中させていくことのメリットの一つは、継続のしやすさです。何でも書いたらいいの で、ネタに困らない。時間さえあればいい。継続は力なりと言われているように、日記が続くことで、それなりに読者は増えてきます。学会とかにいって、日誌読んでますよーとかよく言われてました。

いっぽう、デメ リットですが、メッセージ性が低くなること。なんでもかんでも、ごった煮のコンテンツだと、その一つ一つのクオリティを高くしておかないと、魅力が半減します。サーチエンジンの傾向をみても、一つのエントリーに、たくさんのことを書いてしまうと、上位に引っかからないようです。先日、PCの設定をしているときに、過去にも悩んだことのある問題にぶつかりました。とりあず、自分の日誌ブログに解決策をメモした記憶があったので、ブログ内検索することですぐ見つけることができました。でも、Googleで同様のキーワードで 探したら上位には出てきませんでした。他のサイトと書いてあることはさほど内容は変わらないのに。。。上位に上がってきているサイトは、ごった煮のようなサイトであっても、一つのエントリに一つの内容というものでした。僕のはあるエントリーの中の一項目としてその話題を書いていたので、キーワードの優先度が下がっている のかもしれません。


複数のブログに分散させる
上記にも書きましたが、ライフハッカーとしてのメッセージ性を高めるために、このブログを立ち上げ、ブログの分散化に踏み切りました。(実は、このライフハッ クブログの他に、ふたつほど別途新設してます。)テーマを特化したことにより、1つのエントリーで扱うテーマは当然1つでよくなります。
するとAccessがどうなるか?Google Anslyticsで調べてみると、このサイトのアクセス増加数は、日誌ブログより倍増しました。といっても、ほんと雀の涙程度の比較対象なので数自体はしれてますが。。。また、名古屋ライフハックのみなさんに宣伝した経緯もあるので、善意でアクセスしてくれているだけかもしれません。

一方デメリットですが、継続が難しい。このブログ、半年も経ってる のに、まだエントリーが20くらいしかいってない。6月になってちょっとやる気になって増えてますが、こんなペースだと、目標の100エントリーまで、何年 かかることやら。継続が難しい理由は、テーマを絞り込むコトでネタがなかなかでてこなかったり、文章の洗練化に時間がかかるということ。まあ、毎日投稿す るだなんて、もともと考えてなかったですが、アクセス数がちょっと増えたりすると嬉しいし、ちょっと書かなくなったりして、アクセスが減ったりすると 焦りします。というのも、日誌ブログを1999年から続けていると書きましたが、2003年から数年くらい、仕事が忙しすぎて更新が手に付かなくなった時期がありました。その際、かなり読者が離れていったような気がしてます。また、分散により更新対象が増えたことから、日誌ブログのほうの更新もおろそかになってきている気がします。


僕なりに得たブログハック
で、そんな感じにブログの集中と分散をそれぞれ経験して、メリット、デメリットを実感したわけですが、今までの状況を踏まえて、僕なりに得たブログハックは、「ブログの分散化は、ブログの役割分担を生み、自己ブランドを明確にする」ということです。
ぼく自身のブログの最初の動機は、先ほども書いたように仕事録な訳ですけど、分散しておく方が仕事録の管理もしやすくなる気がしてます。僕は大学教員という仕事柄と個人的な性格から、日々の教育活動、研究活動において、いろんなタスクと向き合い、アイデアや想いが、日々、泡のように現れては消えていきます。それをいままでは日誌ブログで拾おうとしていた訳です。この戦略自体は間違ってないと思います。しかし、日々のタスク処理において、自分が何を考え、どんな工夫をしてきたか、、、 という振り返りやアウトプットを考えた時、集中の方法だとその考えがつかみにくくなっていたようです。
そこで、ブログの分散化が効果を発揮します。分散化によりターゲットを絞ったブログは、書く内容が必然的に限定されます。しかも、そのブログの作成ページの前では、何かがのりうつったように不思議と深く考えることになり、記事を書く過程で考えも整理されていく感じです。ブログの役割がはっきりしたことで、思考もクリアになっているのでしょう。このような分散化は結果的に、僕自身の、教員として、研究者として、 ライフハッカーとして、、、のブランド化につながっていくような気がしてます。

なお、日誌ブログは今後も内容を問わず、継続と蓄積を最優先に書いていきます。日誌ブログは、どちらかというと日々のさまざまな出来事や行動をまとめたキャプチャー的な役割なっていくような気がしてます。これは、日々のタスク処理を円滑にするための材料にもなっていきます(この話はまた後日とりあげます)。

なお、上記の結論はあくまでも僕個人の場合の話です。ブログを増やしたり、あるいは減らしたりする際の考え方として参考になればと思います。

目標まであと78日分

2009年6月14日日曜日

モバイル回線の経費削減にEMチャージを活用する

D11LC

僕はモバイル環境にはいろいろこだわった経緯があり、iPhoneに出会うまでは、各種 PDAの購入にはじまりいろいろ試行錯誤をしていました。その一つがイーモバイルのEM・ONEα。auからスマートフォンが出るのを今か今かと待ちわび て、待ちくたびれて2007年11月に購入しました。これは実に名機だと思います。しかし、iPhoneに出会ってしまい、不要のものになっていました。 さようならー。ただ、話はそう簡単ではなく、2年契約で最低2000円/月は払わないといけない。これはもったいない。なんとかこの回線を有効活用しなけ れば、、、、


データ通信カードを買い増しする
イーモバイルの利点は、PC接続しても5980円で使い放題ということ。最初は、EM・ONEをPCにつなげて出張時にデータカード代わりにしてました。しかし、
  • でかい
  • バッテリーが必要
という欠点がありました。とくにバッテリー問題がやっかいで、そのままつなげるとノートPCよりも先にEM・ONEが持たない。ACアダプターをつければいいですが、なんかすごく面倒。スタイリッシュじゃない。
と いうわけで、PCカードタイプを「買い増し」をすることにしました。ケータイでいう機種変更みたいなものですが、本体だけを購入できます。回線の2年契約 はそのままになりますので、解約金はかかりません。で、カードの価格が29000円。まあ、おかねはかかるのですが、無駄に2000円払うより、積極的に 使っていこうと。実際は、量販店のカードのポイントが溜まっていたので、格安で買えました。


TypePで使えない。また買い増しか?
そ んな感じでPCカードを利用していたのですが、VAIO TYpePを買ってPCカードスロットがないことに気づきました。どうしよう。USBタイプのカードをまた「買い増し」するか?さっそく店頭に行って、一 番安い機種の値段を確認すると、旧タイプのUSB型の通信カードD11LCが24000円。うーーーん、、、さすがに迷いましたね。回線を有効活用するた めに2万以上も金はらうのか?

EMチャージへ
ふと、EMチャージというのがあるということを思い出しました。家に帰り、サイトを開いてみることに。すると、衝撃に事実が!!
「D11LC 期間限定・特別値引き 16,980円 ⇒ 9,980円」
「最大5,000円分の通信料無料付き(実質端末価格 4,980円)」
ん? これ安くない?店頭で24000円が実質端末価格 4,980円になってる。うーーーん、こ、これは?単純に端末を買うということだけでもオトクではないか?というわけで、衝動買いしてしまいました。旧型 のため3.6Mしか速度はでないようですが、今までもそうでしたし、3.6Mという回線速度は個人的にはまったく問題はありません。

既存回線利用よりもEMチャージがお得かも
さて、端末を格安で手に入れることができたので、あとは、既存の回線のSIMをさせば有効活用できるか、、、、ということかと思いきや、ちょっとまったー!既存の回線を寝かせてでも、EMチャージを活用するほうがお得なことが見えてきました。
先 月、僕は出張で2日ほどイーモバイルのPCカードで通信をしました。で、今月の請求額は5980円とパケット上限に到達していました。だいたい、PC接続 したら、あっというまの上限いくんですよね。でももし、これがEMチャージだったらどうなるか?EMチャージは1日使い放題で630円です。2日間使った として、1260円のチャージ代金です。これに寝かしている回線の基本料金2000円を追加しても、3260円です。5980円と3260円。2720円 お得です。単純に1日使い放題の繰り返し利用を考えた場合、月に6日以内であれば、トータルで5980円を抑えることができるのです。僕は毎月そんなに出 張で出かけるわけではないので、EMチャージを主に使った方が得のようです。
もちろん、EMチャージには欠点があります。チャージ金が90日間ま でなので、それまでに使い切るかチャージする必要があります。それでも、イーモバイルの通常契約をするよりはお得な気がします。EMチャージだと30日定 額で4,410円です。これって、普通に回線契約しているよりも安いんですよね。

そんなわけで、EMチャージ、、、なんかあまりにもいいことばっかりのようで何か落とし穴があるような気もしますが、とりあえず、11月を過ぎたら、イーモバの本回線は解約しようと思ってます。

目標まであと79日

2009年6月11日木曜日

TypePを試用してモバイルツールのありかた考察


TypePを入手しましたので、使ってみました。デジタル派の僕としては、この手のミニPCは大好きです。以前も、リブレットを購入してます。その前はビクターの InterLinkといったように、とにかく小型のノートを積極的に買ってました。で、今までの経験上、モバイルパソコンは小さければいいものではないというのが僕の最終結論でした。

用途は何か
資料、文書を作成するのは小さいPCでは難しいです。リブレットは小さすぎでちょっとキーが打ちにくい。小さい僕 の手でも打ちにくいのですから、ほかの人はなおさら、ということでしょう。また、画面が小さいため、狭くなって作業がやりにくい。ノートはしょせんサブで あって、ここで本業をしようなんてこと自体間違ってる気がしてました。

どこで使うのか
そんな小さいPCをどこで使うのか?ということも考えてみる必要があります。僕が一番夢見ていたのは、通勤電車の中で、、、ということ。これはいままでできた試しがありません。小さいと言っても結局重たいですよね。最近、いろいろなのが店頭に並んでいますが、やっぱり重い。1Kg前後をさまよってる感じです。膝に載せるとやっぱり重い。それに打ちにくい。 あと座れればいいですが、座れないとノートPCはまず利用不可能です。

以上のことから、僕は小さいノートPCを求めるのはやめ、B4サイズノートをメインノートPCにしていました。でも、そんな僕にもう一度夢を見させてくれそうなのが、TypePです。

圧倒的な軽さと薄さ
まずはこ れに尽きるでしょう。TypePは1Kgを軽く 切ってます。店頭で実機を持つと明らかに違いがわかります。それに薄い。よくここまでがんばったな。さすがソニーってところです。


画面もワイド・高解像度
最近ではあたりまえのワイドスクリーンなのが個人的にはありがたいです。手持ちのノートPCは従来の正方形に近い形でしたので。PCの画面というのはただ広さに関係するのではなくて、横幅が大切なんだなという気がしてます。結果的に、キーボードサイズも広くなってうちやすそうです。


SSD内蔵
モバイル環境は過酷なわけですから、気軽にオンオフできることが重要。SSDなら、ディスクへの衝撃を気にしなくてもいいです。電車のなかでも、パタっと閉めることができます。

おしゃれである
冗 談のようですが、これもけっこう重要です。この記事は、近所のおしゃれなカフェでtypePを開いて書きはじめましたが、まったく違和感がありませんでした(と思って おきます)。ワインレッドの色を選んだからも知れませんが、みごと風景に溶け込んでます(ホントか?)。おそらく周りの人は、僕がPCを触っているとは気づかないでしょう。いや、気づいたとしても、さほど気にならないと思います。はい。やっぱり、ここは冗談ということにしておきます。

使用後雑感
というわけで、期待感たっぷりでさまざまなシチュエーションで利用してみましたが、、、正直、トータルの感想としては期待はずれです。

(1)遅い
動作が遅いです。atomでvistaを動かしているからでしょうか?講義中にPowerPointを投影させたり、PDFを開いたりしたのですが、動作が遅い。ファイルオープンとかがかなりもっさりです。CPUメーターをみてみると、常時フルスロットルに近いです。

(2)見にくい
こんな小さいディスプレイで高解像度過ぎるのは、実は見にくい。字が小さくなりすぎです。普通にデスクで使おうとしてもちょっと読みずらい。ここで仕事するのは何かの罰ゲームのようです。

(3)電車の中での使い勝手はまあまあ
この点は、さほど評価を下げる事はないかもしれません。今までのノートPCよりは、使いやすいです。ただ、、文章書くだけなら、iPhoneでいいじゃん。と いうのが、個人的な印象。まあ、iPhoneでできないような作業であれば期待はできますが、その用途を見つけないときびしいですね。

(4)カードスロットがない
これはショックでした。買うまで気づきませんでした。ぼくはイーモバデータカードが使えません。ネットワークに繋がらないと、出張で使えないです。USBTypeを買えという事ですか。

モバイルツールのありかた考察
さて、そんな感じでちょっと期待はずれの要素が多く、がっかり感を否定できませんが、はたしてモバイルで手軽にパソコンを、、、という世界はやってくるのでしょうか?やっぱりこれは夢物語なのか?
ちょっと思っているのは、モバイルの環境はしょせんモバイルであるということ。ここはホームグラウンドじゃない。アウェイなわけです。ということは、アウェイならアウェイでの戦い方(仕事の仕方)というのがあるはず。iPhoneがいま自分にしっくりきているのは、そこの区別が自然にできているからのような気がします。もちろん、iPhoneにも不満はあります。文章を打つのにも限界はありますし。iPhone以上パソコン未満的なモバイルツールが必要なのかなぁという気がしてます。それが何なのか、、、まだ見えませんが、少なくともモバイルPC(ネットブック)+Vista(Windows)ってのは解として違う気がしてます。

まあ、いろいろ書きましたが、ない袖は振れませんので、今後は欠点を踏まえた上での活用法を模索していこうかなと思ってます。

目標まであと80日分

2009年6月9日火曜日

RainbowNoteで広がるiPhoneでの文書執筆の可能性



通勤時間にiPhoneでブログ書いてるという話を書きましたが、今回はそのア プリについて。今まで、僕はiPhone上でのメモ書きツールとしてmomoを使っていました。これは、カレンダーベースでメモを管理できるという利点が あったからです。ブログの下書きやちょっとしたユビキタスキャプチャーメモとして少し使っていましたが、最近は、twitterとかtumblrとかが、 その代わりになりつつあるので、現在まではブログの下書きが中心でした。これはこれで問題なく便利でしたが、PCとの連携には専用サイト を利用するかメール送信という方法しかなかったので、少し不便を感じてました。デジタルなツールを利用する場合のポイントは、いかに仕事のホームグラウン ド(つまりメインPC)とシームレスに連携できるかです。ここに手間を感じてしまうと、デジタルの利点をなかなか活かせません。そういう意味で、ワンクッションを必要とする momoには、僕には若干の不満があったわけです。
そんな僕に救世主的アプリが出現しました。RainbowNoteです。アプリとしてはだいぶ前からでており、個人的に気になってはいたんですが、バージョンアップを重ねて「使える」アプリとして成熟してきたようなので、思いきって購入しました。

このアプリの特徴は、
・GoogleDocと双方向連携できる
これにつきます。この便利さは使わなくても想像できそうですが、それでも実際手にとって使ってみて、改めてその良さに感動し、その可能性に身震いしました。
こ れを利用することで僕の日常生活がどのように変わるか。一番変わるのは、iPhoneにおける文書執筆の流れです。いままでのブログの書き方は、iPhoneで下書き→PCで修正・アップという流れを基本原則とせざるをえなかったのですが、それがRainbowNoteを使うことで、PC上のGoogleDocを 起点にiPhoneで修正ということも可能になるのです。
たったそれだけ、、、それだけなんですが、これが僕には非常に意味が大きい。たとえば、このエントリーは、自宅のPCでGoogleDocを起点にし て書きはじめました。もし、この文章が完成せず、掲載が翌日以降に持ち越しになってしまったら、、、、以前なら、この文章の修正はPCの上でしかできな かったはずです。原則としてブログ執筆は通勤時間に、、、というのがマイルールですが、例外的にPCで書いてしまうと、この原則に戻す事ができません。と ころが、RainbowNoteがあれば、GoogleDocsを利用して書きはじめた記事であれば、通勤時間にiPhoneで加筆・修正することができ ます。これはもちろんブログだけではありません。仕事のファイルもGoogleDocに置いておけば、iPhoneで修正する事ができるのです。

そんなわけで、ぼくの通勤時間ライフもさらに快適になりそうです。ブログの更新も、少しは早くなるかもしれません。

なお、momoを否定するような記事になってしまいましたが、これはカレンダーベースでメモを管理できる秀作アプリです。某掲示板でも代表的なメモリアプリとして必ず話題に挙がってきます。momoはGoogleDocではなく、momoの独自サーバにファイルを置くことでPCとのファイル共有も可能です。このアプリの今後の活用方法についても検討していきたいと思ってます。

目標まであと81日分

2009年6月8日月曜日

GoogleカレンダーでTODO管理  ~TODOの気づきの存在としてのスケジュール・イベント~


mnx personal today todo list

もともとGoogleカレンダーネタでライフハックデビューをした僕ですが、その続きを全く書いてませんでした。これには実が極意があるのです。いちおうこの話は、1月の関西ライフハック 祭りのLTでもお話しした内容ですが、詳細をウェブに挙げて欲しいという要望を耳にしつつ、なかなか書く余裕もないまま、時間が過ぎてしまったところで す。ちょうど、mehori師匠がフランクリン手帳を捨て(Lifehacking.jp 記事参照)、完全デジタル派に向けて一歩進まれたことを記念して、その極意を紹介したいと思います。

僕の最初のGoogleカレンダーの記事をみていただくとわかりますが、カレンダーがカラフルですよね。これには意味があります。Googleカレンダが複 数のカレンダーを立ち上げることができるという点に着目して、カレンダーの種類を多くしています(以下の図)。



これらは次の3つに分類することができます。

・スケジュール ・・・ 個人・他者のスケジュール
・TODO ・・・ タスクおよび完了タスク(Log)
・イベント ・・・ 行事、期限

この3つの分類がポイントなのですが、その詳細を以下に書いていきましょう。ま ず、僕がこの方法を考え出した一番の目的は、題目にもあるようにTODO管理が主です。しかし、TODOを管理するためには、それ以外のスケジュールやイ ベントが密接に関係してくるというのが考え方の柱です。前回の記事でもスケジュールと密接に関係してくると書きましたが、今日の話はさらに「イベント」が 加わります。


TODO、スケジュール、イベントの定義とその関係
まず、TODOとは何か?ここでは、「TODO=やること(タス ク)」とします。次にスケジュールです。「スケジュール=自身が拘束されるイベント」とします。で、最後のイベント。「イベント=スケジュールとしては扱 えないイベント(スケジュール未満のイベント)」です。これらの関係をTODO管理の視点から説明します。


TODOとスケジュールの関係
TODO をこなすには時間が必要です。現在あるTODOタスクの状況が、余裕のある状況なのかオーバーワークの状況なのか?これを判断するにはスケジュールの見積 もりが不可欠です。貴方の目の前に、締切り1週間前になったタスクがたった1つだけが残っている状況を考えてみましょう。どうやら2時間もあれば遂行でき そうです。これは楽勝でしょうか?もし、残り1週間のスケジュールがぎっしりで、2時間でさえ時間がとれないのだとしたら、、、、それはかなりやばい状況 ですね。このことから言えるのは、タスクの多さに関する評価は、ただ単にタスクの数ではなく、空き時間との関係を考慮しなければいけないということです。 スケジュールというのはTODO遂行の空き時間を見つける貴重な情報となります。

TODOとイベントの関係
僕はイベントとして 「期限」と「行事」の2つを載せています。まず、「期限」についですが、僕のGoogleカレンダーTODO管理法では、タスクの項目は、それを「いつや るのか」ということを意識して配置していきます。このやり方では、「いつまでにやらなければいけないのか?」というタスクの期限に気づきにくいという欠点 があります。そこで、eventとしてタスクの期限を挙げておくことにしました。これにより、今抱えているTODOのゴール(締切り)が視野に入りますの で、TODOの見積もり(配置)が妥当であるのか判断しやすくなります。
次に「行事」というのは、上記でも挙げましたように「スケジュール未満の イベント」です。これは意外と効果があり、自分と関係ないと思っていたイベントが、後から外的要因(または内的要因)により、スケジュール(自身が拘束さ れるイベント)に昇格することがあります。そこで、TODO遂行の妨げになる可能性のある要因として注意することができます。

TODOの気づきの存在としてのスケジュール・イベント
上 述では、TODO遂行をサポートする役割としてスケジュール・イベントを説明しましたが、もう1つ、「気づきの存在」として非常に重要な役割となっていま す。そもそもTODOタスクとは何か?これは決して無の状態からタスクが自然発生するのではありません。まず何かの「期限」や「行事」があるから、それに 向かって発生するものです。TODOを書き出そうとしたとき、無の状態からTODOを考え出すのはちょっと難しいと思います。そもそもTODOってのは 「さーて、なにやろうか?」と考えるものではなく、「えーと、今、なにやらないといけないんだっけ?」という風に、外的な要因が大きく関係しているはずで す。その外的要因とはイベントでありスケジュールです。GoogleカレンダーTODO管理法では、「明日、会議があるぞ」「学会の申込み締切りは来週末 だよ」、、、とカレンダーを見ればそれが語りかけてきます。そして、「あ、会議がある、、、ということは、そういえば、あの仕事を片付けておかなきゃいけ ないんだったな。」とか、「締切りは来週か、じゃあそろそろエントリーの準備をTODOにいれとかなきゃ」というふうに、TODOが産まれます。

私の本業の研究分野では、「アウェアネス(気づき)」と呼んで、人間の知的行動をサポートするシステムの手法として活用されています。この考え方で大切なのは、システムがその挙動により人間の行動をコントロールするのではなく、システムはあくまでも気づき提示する存在であり、その情報から人間自身がベストな判断を考え、行動していくということです。
TODO管理に話をあてはめれば、TODO管理だからといって、自分の抱えているタスクだけをひたすら入力していくだけでは、TODO自体を完全に管理するシステムを作りあげることはできないでしょう。目の前に出てくるタスクそのものに目を奪われるのではなく、スケジュールやイベントなどタスクの存在を気づかせる情報に目を向け、それも含めて管理していくことで、自身のTODOをうまくマネージできるのではないかな、、、そんな気がしてます。

そんなわけで、僕はGoogleカレンダーで、イベント項目を積極的に挙げるようにしてます。というより、まず先にイベントありきです。いつ、何があるのか?いつまでの仕事なのか?メール等で仕事がやってきたら、まずはイベントとして書き込みます。そして、あとからTODOの項目として、具体化して入力しています。この方法だとタスクの山に埋もれにくくなります。

以上、TODO管理にはスケジュール、イベントが密接に関係することをお話ししました。そして、Googleカレンダーがそれをサポートするベターなツールであること、、、皆さん、どうでしょうか?

目標まであと82日分

2009年6月6日土曜日

通勤時間とのつきあいかた


rush hour on a tokyo train


「自己ブランド化」に関連するネタが続きましたが、今回は僕のライフハッカーを意識しだしたきっかけである、「時間とタスク」に関する話題にネタを戻します。

田舎暮しが長かった僕が、都会にきて劇的に変わったことは、電車通勤の時間が出てきたことです。関西では一時間半、関東では二時間とか言われる平均通勤時間ですが、僕もその平均かそれ以上の時間を費やしています。往復で一日三時間以上は通勤時間にとられます。こういう話をすると、昔からの知人、友人には、えー、大変やね!と言われます。確かに、三時間もあれば、あんな仕事もこんな仕事もできる。昔に比べて仕事の時間が減ることになるんだぁ、、と思ってました。確かにそう考えればそうなんですが、ものは考えようです。既にいろいろな書籍でも、「通勤時間をプラスにとらえて有効活用する」ということがよく言われています。というわけで、ボクの経験談を交えながら、通勤時間とのつきあい方の話をしたいと思います。


通勤時間の活用方法には、おそらく三つのパターンがあると思います。


休息の場として
つまり、寝るということです。眠いんだから寝るのは仕方ないことですが、電車の中で睡眠を補わないといけないような状況に追い込まれているということは、生活の改善が必要でしょう。この点についてはこれ以上言及しませんが、こういう状況は個人的に避けたいと思ってます。


仕事場として
通勤時間のために仕事時間が削られてるんだから、ここで仕事をしようと思うのは当然の事ですね。ボクもまずはここに目が行きました。さて、どんな事ができるでしょうか?ぼくはだいたい以下のことをやってます。
  • Mailチェック
  • スケジュールとタスクチェック
これらをするために、ボクは携帯を含めてモバイル機器についていろいろ検討し、最終的にiPhoneに落ち着きました。とにかく、こういったチェックをやっておけば、仕事がスムーズに開始できます、、、と、言いたいところですが、ただチェックするだけでは効果ありませんね。これについては、また後日取り上げたいと思ってます。


プライベートの場として
今日のブログでいちばん言いたいのはこの項目です。削られた仕事時間を仕事で埋めようとするのは、なんか、仕事、仕事、仕事、、、な生活になってる気がしませんか?ワークライフバランスを考慮すると、通勤時間は、仕事三昧の日々から脱却するように、神様がくれたプレゼントタイム。仕事以外に、今までできなかった事がやれるはずです。そんな僕がやっている事を以下にあげます。
(1)読書
これは皆がやっていることですが、以前に比べて読む本の量が格段に増えました。電車通勤前は、本を読む時間というのを考えないといけなかった気がします。本の種類については、昔は週刊誌でしたが、最近はライフハック系な書籍を中心に切り替わりました。
(2)ネットを見る
ニュース系や、ブログ、某掲示板が中心です。Google Readerが活躍してます。
(3)Twitter/tumblr/はてなブックマーク
これは最近のことですが、iPhoneを使い出してから頻繁にやりはじめました。
(4)プログを書く
これはかなり前からやってます。このエントリーも、電車の中でiPhoneで書いてます。仕事日誌のブログも電車の中で書いてます。ブログって、やはり時間がかかるんですよね~。mehori さんは二時間くらい時間をとっていると言ってた気がしますが、人に読ませるプログを書くにはそれくらいの時間がかかりますね。もちろん最終的にPC上で追記しますけど、8割方はiPhoneで書いておきます。昔はケータイのテンキー入力で頑張ってましたが、それから、イーモバイルのEM・ONEを使って、iPhoneにたどり着いてます。正直言うと、iPhoneでの入力はラクではありません。ケータイよりはましって感じです。個人的に一番良かったのは、EM・ONEですね。
(5)語学の勉強
一時期、「英語漬け」をやってました。あと、英語のCDとかを聞いたりもしてますが、なかなか続きませんねー。なんででしょう。mehori さんみたいに英語をバリバリ話せたらなぁ、、と思ってるんですけどね。ここは今後の課題です。
(6)ゲームをする
最近は、PSPとかDSとかありますからね。ボクも一時期やってましたが止めました。一度、ゲームに没頭してしまって、ふと気づくと、ここはどこ???と なんか見たことにない風景が眼前に現れた時があります。幸い講義等のない日でしたが、もし講義があったら、、、とぞっとしました。そんなこともあってやめ てます。

通勤時間とのつきあいかた再考

いろいろやってることを書きましたが、こう書き出してみると、通勤時間はたった1時間半しかないことに気づきます。実際やれることは限られ、ボク自身振り返ってみると、最近は、(3)、(4)が中心です。はたして、これが良いのか悪いのか?もっとよいベターな方法があるのかないのか?この点については再考の余地ありです。おいおい、プライベートな時間なんだからどう使ったっていいじゃん、、、っていうツッコミが聞こえてきそうですけど、一つ、
ゲームの話に関して言及しておきたいことがあります。
通勤時間にゲームをした際、昔と比べ満足感が得られなくなった気がしました。もちろんゲーム自体は面白いんですけど、なんか後ろめたさが残っちゃう。やり終わったあと、満足感ではなく、何か大切な時間を浪費してしまったのではないかという自責の念にかられました。たとえプライベートな時間とはいえ、こういう後味の悪い時間の使い方ってにはよろしくない気がします。
思うに、今の僕にとって、ゲームというのが、それ以外の事に還元されにくい閉じた楽しみだからなのかもしれません。読書やブログとかネットとかについては、気分転換だけでなく、いろいろ自分の血肉として残り、自己ブランド形成にもつながっていきそうです。ですが、ゲームにはそういった還元が期待できそうにありません。「ワークライフバランス」という言葉において、「ワーク」と「ライフ」は、実は単純に切り離せないものなのかもしれません。

ああ、それとも僕は、もう単純にゲームを楽しめない年齢になってしまったのでしょうか?ゲームを楽しめるあの若き日は取り戻せないのでしょうか?(笑)

目標まであと83日分

2009年6月5日金曜日

Friendfeedの使い方が見えてきた


昨日の「自己ブランド化について考える」エントリーに関連して、ほぼ同時並行で書いていたネタがあるので、連チャンで投稿です。

 現在、ソーシャルネットワークを支援するサイトやツールが続々と出ています。とりあえず僕としては、へんに手を広げないという方針で、この手のツールとしては、Twitter, Tumblr, mixi、はてな、ぐらいて止めてます。そんな僕が、もう一つ追加しようとしているのが、Friendfeedです。これ自体は少し前にアカウントは作ってましたが、なんかいまいち有用性がわからず放置してました。ただ最近、mehori師匠が、friendfeed, friendfeed、、、とTwitterでうるさいので(笑)、再評価してみる気になりました。で、僕なりに試行錯誤したすえ、「自己ブランド化」を視点に考えるとfriendfeedは一役かってくれるのではないかという結論に至りました。

実はこの手の話は、Lifehacking.jpでも取り上げられており、約1年前の記事
において、
“ネットで自分のブランドを作ってゆこうという人間なら、ユーザーに自分のことを追ってもらうのに、ブログ・Twitter・Flickr・Google Reader Share と自分の活動を分断して提供するのは得策ではありません。 FriendFeed なら、まとめて自分の活動を追っかけてもらえますし、コメントでやりとりもできます。”
と言及してます。当時はピンとこなかったのですが、ボクも成長したのでしょうか?だんだんその意味がわかってきました。というわけで、ボクなりに見い出したfriendfeedの意義とその使い方についてお話ししようと思います。

ホームページからfriendfeedへ
 いわゆる、Web2.0時代になって変わったこと。それは、ホームページというものの存在が薄くなっているということです。昔はホームページを作るというのがウェブでデビューすることの同義だった訳ですが、今は、blogがその役割になってきてます。正直、僕みたいに、Mosaicが登場した頃からウェブに手を出してきたものとしては、これは違和感を感じまくりです。ブログってのは自分のコンテンツの1つにすぎないわけで、それをホームページみたいな感覚で扱うのはいかがなものか?と思わざるを得ないのは、僕がオールドタイプだからでしょうか。ただ、現実は無視できません。今、インターネットの住人達は、ホームページという檻から飛び出して、様々なソーシャルサイトやブログを介して、情報発信しているのです。
 そんな混沌とした時代において、ホームページの代替手段としてふさわしい場がFriendfeedです。ここでは、様々なサイトの更新情報やtwitterなどのつぶやきもまとめてタイムラインに流すことができます。つまり、ここを見れば個人の事がすべてわかる!これってまさにホームページではないですかね?!これからは、じぶんのプライベート名刺に、いろんなサイトを載せる必要はありません。friendfeed。これだけでいいのです。

情報発信のスタイルが変わってきている
 もちろん、現在でも従来型のホームページ的なサイトを用意することは可能です。ただ、friendfeedのようなサイトが世の中で受け入れられているということは、情報発信の仕方そのものが変わりつつあることを意味します。ブログを更新した。写真をアップした。つぶやいた、、、など、friendfeedではその行動そのものが時系列に反映されます。つまり、Web2.0以降の情報発信においては、発信する情報の粒度も小さくなり、「何をしているのか?」という小さなアクションやリアルタイム性が求められるようになってきているのでしょう。twitterもこの辺りがウケているのであり、Google Waveのアイデアもその流れから来ているのだと思われます。

コンテンツ中心からから人中心へ
 もう1点、情報収集の視点からとらえると、その関心がコンテンツから人へと変わりつつあることが見えてきます。従来の情報収集は、興味のあるコンテンツを探しに行くことでした。それが人へ変わるというのはどう言うことか?それは、「関心のある人が発信する情報は、きっと面白いはずだ」という仮説を前提に、人が情報収集の起点としてになっているわけです。mixiでも、関心がある人がウォッチしているコミュニティや人から、面白いコミュニティや人と出会うことがあると思います。そんな時代の流れにもfriendfeedは合致しています(というか、friendfeedもSNSの位置づけですし)。

自己ブランドアピールのホームページとして
 friendfeedはSNSとしてもいろいろな機能があるわけですが、まずは自己ブランド形成のためのホームページとして扱うのが、いちばん敷居が低いと思います。ちなみにボクは、friendfeedの上で積極的に人とつながろうとは思ってません。ここはあくまでもホームページ的に、他人に見に来てもらう場とし て捉えるつもりです。もし、関心を持っていただけるのであれば、そこから各種媒体(twitterなど)を介して、交流をはかるのが自然だと思ってます。こういう緩い使い方が、結果としてfriendfeedのユーザを広げていくのではないかなぁという気がします。そんなわけでボクは先日、friendfeedに自分 のコンテンツをいろいろ登録してみました。
プライベートの名刺にfriendfeedのURLを書いて、「ここをみれば僕の全てがわかりますよ!」とアピールしたいと思ってます。
 なお、同じような事は、twitterでもできそうですが、Twitterのタイムラインに流すためには、そのサイトが対応してないといけません。しかし、Friendfeedは標準対応のサイトの他に、RSSも流し込むことができます。ほとんどのサービスはRSSがありますから、たいていのサイトは対応できるはずです。それと、twitterはあくまでもつぶやきツールですので、個人的には、その域を超えないようシンプルにしておきたいと思ってます。

以上、僕なりにfriendfeedの活用法を見つけたので、思いつくまま書いてみました。friendfeedって、なんかよくわからないなァ、と思ってる人の参考になれば幸いです。

目標まで後84日分

2009年6月4日木曜日

自己ブランド化について考える

Name cards

Lifehacking.jpのmehori師匠がブランド力について書いてたので便乗します。

 僕が自己ブランド化というのを意識し出したのは最近です。それは、関西ライフハック研究会に参加した時です。こういうライフハック系の集まりに参加すること自体はじめてでしたが、衝撃的な事がありました。

みんなプライベートな名刺を持っている
 名刺と言っても、会社のとかそういうのではなく、ライフハッカーしての名刺を持ってるんですよね。なぜ皆さんがそういう名刺を作っているのか?プライベートの集まりだから、会社の名刺はふつう出さないものなのか?匿名性の文化なのか?、、、等いろいろ考えてみましたが、少なくとも、ぼく自身、プライベートの名刺を作ろうという発想がなかった事に気づきました。

自分ー組織=?
 はたして、自分から組織の肩書きを引いたら何が残るのだろうか?そんなコトを考えてしまいました。大学教員であれば、「私は、~の研究者です」と言いきってもおかしくはないでしょう。でも、実際、大学からサラリーをもらっているわけですし、独立したものではない気がします。サラリーは教育職としてのものですし、大学の肩書きを外して、研究することができるのかは疑問です。
まあ、考え方はいろいろあるとは思いますが、とにかくぼくとしては、大学の肩書き以外に自己をアピールものがない(自己ブランド力がない)という事に気づき、そんな自分にショックを受けたわけです。
そういえば、mehoriさんは、書籍等では大学の肩書きは載せてません。Lifehacking.jpというサイトによって、本職以外の自己ブランド形成に見事成功しているといえるでしょう。

そんなわけで、僕はさっそくプライベートな名刺を作り、また、自己ブランド形成の一環としてこのサイトも作ることになったわけです。

自己ブランド化の目的
 さて、自己ブランドを形成する目的は何でしょうか?たぶん人によっていろいろあるでしょう。mehoriさんみたいに有名になりたい?まあ、有名になりたくないとはいいませんが、最初からそれを念頭に入れるのは、今の自分にはできないですね。mehoriさんのサイトを、わりと発足時に近い時期からストーカーしてきましたのですが、当初はさほど自己ブランド化は意識されてなかったと記憶してます。まあ、最初から有名になるんだ!の意気込んでみるのも手かもしれませんが、ボクのスタイルとはちょっと違いますね。
 僕の自己ブランド化に対するモチベーションは、ライフワークバランスな人生です。仕事以外の肩書きがないってのは、自分の人生は仕事だけっていってるような気がしませんか?仕事以外の肩書きが増えると、人生の幅も広がる気がします。まあ、大学の教員ってのは趣味は研究です、、、と言える人種なわけですし、教育も研究も楽しいわけですが、楽しみの選択肢は多い方がいい気がしますしね。

仕事との相乗効果
 いちおう僕は「ライフハッカーおちくん(笑)」としての自己ブランドを形成中なわけですが、この点については仕事との相乗効果も期待できます。とりあえず、「ライフハック=仕事術」みたいな図式に乗って話をしますが、自己ブランド化をアタマに入れなかったら、ハックな技というのは単なる個人の苦労話で終わってしまうでしょう。でも、ライフハッカーという自己ブランドの形成を考えると、タスクがいっぱいだ~とか、どうやって時間管理をしていこうか、、、、等の悩みが、いいネタになるのです。そして、仕事上の直面している諸問題に対して、前向きに捉えることができるようになります。

ブランド力を高める方法については、いくつかネタがありますのでまたお話しできればと思います。

目標まであと85日分

2009年6月1日月曜日

意思疎通のツールとしてのFreemindの可能性

Communication

先日のFreemindの話の続編です。タイトルとしては、「意思疎通のツールとしてのマインドマップ」と言いたいところですが、それはマインドマップか否かで議論が発生しそうなのでここは控えときます。

ボクはFreemindの利用例として、
  • 会議の(個人的な)議事録
  • 発表の聴講
  • 打ち合わせ
  • 論文を読む
というのを挙げましたが、3番目の打ち合わせについてもう少し話をしたいと思います。

理解するとは何か?
 私は仕事柄、学生を相手にして話をします。それはいわゆる教育という形(先生から学生へと知識を伝達する)であったり、研究活動における報告や議論(知識や情報を出し合い、解を見つけていく)であったりします。いずれの場合においても、相手の話していることを理解することが大切です。
では、「理解する」とはどういうことでしょうか?なんて哲学的な事を話し出すと、きりがありませんが、一つ言えることは、理解には既知の知識が大きく関わってくるということです。新しい知識を得るときには、なんらかの既知の知識と関連づけることが理解するということにつながってきます。よく具体例を話すと理解してもらえたみたいなことがあると思いますが、そういうことです。

前提知識の差異が生み出す誤解
しかし、本当に相手は理解してるんでしょうかね?しっかりミーティングをして同意を得たはずなのに、後で確認すると見当違いのことをやっていた、、、なんてことはないでしょうか?
ボクの場合、学生との打ち合わせもいろいろありますが、その中で、
  • 研究テーマを決める
  • 研究論文を書く
  • 研究論文を読む
などの状況があります。これらは、ある程度「カタチ」が決まってます。研究というものには、研究背景が必ずあり、先行研究を挙げながら研究課題を見つけ、 自分の研究内容を主張していく、、、といった論旨の流れです。こう書いてしまえば簡単なようですが、実際、この流れに沿って論文を書かせると、必ず矛盾点 や不足が発覚します。そこを打ち合わせにより、「ここはもっと説明が必要だね」「これはどういう意味?」「なんでこんなことするの(書いてるの)?」とい うようなツッコミをいれながら論文を完成させていくわけですが、これがなかなかうまくいかない。。。こっちが思った通りにまとめられないことがしばしばあります。また、論文を読ませた場合でもこちらが知りたいポイントを説明してなかったり、研究のポイントを誤解していたり、、、というのもあります。

どうしてなんでしょう?それは、相手との前提知識の差があるからです。前提知識の差により議論が成立しなかったり誤解が生じてきます。例えば、「ラーメンのスープの色」といえば、九州男児ならまず「白」と答えるでしょう(笑)。うどんのスープの色も関東と関西では違うともいいます。同じ言葉を使っていて同意を得たとしても、実は相手の頭の中は全く違うことを考えているということがありうるわけで、「はい、わかりました」という言葉は必ずしも信用できないということです。上述の学生との打ち合わせもそうです。学生にとっては、論旨を意識して論文を書くというのは未知のことですので、こちらはそのつもりでも、あちら(学生)は見当違いの解釈をしている可能性があるのです。

Freemindを利用した意思疎通の方法
この両者の差異を解消する手段として、Freemindを活用します。
(1)テンプレートにより自分の考え方を見せる
研究テーマの決定や、発表論文の構成を考えるときには、Freemindで構成を書かせます。この時、マップを自由に書かせるのではなく、ある程度、論旨の流れに沿った枝をテンプレートとして渡し、このテンプレートに従って中身を書かせるようにします。このことは、相手に自分の頭の中にある思考をマップにより見せ、そのカタチを意識させることににつながります。

(2)ペアマッピングする
作成されたマップを二人で一緒に見ながら修正します。ここのポイントは、必ず、ペアプログラミングみたいに「二人で一緒に同じ画面を見ながら」です。ペアマッピングとここでは命名しときます。ボクの場合は、22インチのディスプレイがあるので、それをミーティング机においてノートPCの内容を投影しながらやります(学生の机でやることもあります)。修正については、ボクの場合は自分だけがやります(学生にキーボードは渡しません)が、双方で交代し合うのも手かもしれません。

ペアマッピングの効果
上記で一番大切なのは、ペアマッピングです。マップを修正する際には、必ず相手がいるその場で修正することが大切です。修正した結果だけを見せてはいけません。完成された他人のマップを見ても理解困難なことが多いからです。なぜなら、個人の頭の中の知識構造はそれぞれ違うので、なぜその階層になっているのかがわからないし、こちらの知識を押しつけるだけになってしまうからです。
ペアマッピングは、マップがある考えにそって変わっていくというマップ形成(修正)のプロセスを共有することになります。このプロセスの共有は、自分と相手の前提知識の差を気づかせ、自分の持つ前提知識とどう対応しているのかを明らかにしてくれます。これは結果的に、相手の考えの理解につながるわけです。

以上のやり方、、、実は、まだやり始めて2年くらいしかたってなく、場数もこなしてません。だから、これが本当によい方法であるとは断言はできないのが正直なところです。しかし、この方法をとったときは、学生のほうからかならず、「あのミーティングの時のマップを下さい」と言われます。また、学生の方もそのマップをベースにして、自分の考えを追記したりしているケースもあります。

そんなわけで、意思疎通のツールとしてFreemindの使い方について追記してみました。書きながら、この話に関連するネタも見つかってきたので、また書いてみようかと思います。

目標まであと86日分

2009年5月30日土曜日

メモツールとしてのFreemindの勧め

freemind

今日は、僕の裏スキルのマインドマップについて書いてみようかと思います。

マインドマップを使いだして、4年目を迎えました。たまにぼくは、「実は、マインドマッパーです」と言ったりしてますが、最近、それは間違いであるような気がしてきました。先日の研究会で、「○○さんの本のやり方は、ブザンの書いているやり方と違う、、」という話をを耳にして、「へー、そんな流儀があるんだ」「ああ、たぶん僕はマインドマップを書いていないんだなぁ」と思ったからです。事実、
  • トニー・ブザンの本は買いましたが、真剣に読んでない(覚えてない)
  • 絵を描くのは根本的に苦手
  • デジタルのみ、ペンなどを利用していない(Freemindを利用)
など、おそらく我流の匂いがぷんぷんします。僕のマインドマップとの出会いにしても、最初はトニー・ブザンの本でしたが、その時は、数枚紙に書いてしっくりこなかった記憶があります。で、「JUDEを利用した見える化セミナー」に参加して、その時に「これなら自分に合うかも」ということで、翌日、Freemindというソフトを見つけだして今に至ってます。マインドマップそのものよりも、Freemindというソフトに惹かれているような気もしてます。まあとにかく、Freemindの使い方という視点から、ちょっとした小ネタを紹介します。

まずは、PCでのメモがきツールとしてのFreemindの勧めを紹介したいと思います。ここで大切な前提は、「PC上で」という点です。メモ書きってあんまりPCを使わないですよね。いつも持ち歩いているわけでもないというのも理由にあると思いますが、メモ帳とかWordとかをメモソフトとして利用されたかたは、使いにくいと感じたことがあると思います。結果として、PCはメモ書きには向かない、、みたいな感じになっているのではないでしょうか?メモツールとしてFreemindの利点は次のとおりです。

メモ内容を書きながら階層化できる
まあ、まずはこれが1番でしょう。階層化することのメリットはマインドマップでも言われているとおり。ワードやメモ帳では、書いた内容を階層化することは困難です。

メモ内容がたくさん書けない
Freemindで1つのノードで書ける文字数の制限はないと思いますが、その操作性や見た目の問題から、1つのノードにだらだら文章を書く気にはなりません。これはデメリットのようでメリットです。ワードなどで普通に思ったことを書いていくと、だらだらと文章を書いてしまいがちですが、Freemindで書いていくと、短い文章や言葉でノードが終わります。まあ、メモ書きってのは小さい言葉の集まりなわけですし、とりあえず書いておけ、、みたいな感じで入力できます。Twitterがウケている要因として、入力できる文字数の少なさが気軽な投稿を生んでいる、というのがあると思いますが、それと同じかもしれません。

階層はいつでも変更可能
手書きではこれはできません。デジタルならではの利点ですね。僕はマインドマップを手書きで書いている人がなんであんなにきれいに階層が書けるのか不思議でなりません。メモ書きなんですから、とりあえず書く。書いていきながら階層を変更して、考えを整理していく、、、ということができます。

鳥瞰できる
ノードがたくさん増えてきても、表示倍率を切り換えることで全体像を把握できます。ワードやメモ帳では、メモを増やしていくとページが増えていきますので、こんなことは不可能です。

ひょっとすると「それって、プザンのやり方そのものだよ」とか言われるかもしれないし、そうじゃないかもしれません。僕としては、それがマインドマップなのかどうなのかはどうでもよくて、とにかく、メモツールとして、freemindは強力なツールであることを皆さんに紹介しておきたいだけです。

僕の利用例

ちなみに僕は、
  • 会議の(個人的な)議事録
  • 発表の聴講
  • 打ち合わせ
  • 論文を読む
などの状況でのメモ書きとして、Freemindを用いてます。見聞きしてポイントと感じた言葉や用語をとにかく書いてきます。そし て、階層を作ったり変更したりしながら、内容を整理していきます。色なんて使いません。

実は、これらの際のマップの階層については、ちょっとしたコツがあるのですが、その話はまた後日したいと思います。

目標まであと 87日

2009年5月24日日曜日

名古屋ライフハック研究会 Vol.2 読書ハックスに参加してきました


とりあえず、参加報告ということで、、、、、

30名ほどの参加者がありました。テーマは読書ハックスということで、
  • ライトニングトークス8件
  • 事前アンケートの内容について
をネタにして、話が進みました。以下は個人的なメモ書きです。

書籍をいかに管理するか?

 デジタル派の僕には、メディアマーカーのようなツールを使って管理をするのがいいんでしょうね。いちおう僕は、モバイルな環境でも使えることを考慮して、iPhoneのItemShelfを使って管理してますが、メディアマーカーもiPhoneアプリを出すようです。そうなるとこっちに乗り換えてもいいかなという気もしてます。まあ、それにしても、メディアマーカー、、、どんどん進化してますね。楽しそうですし、いろんな意味で感服します。

読書ログ(書評)をいかに残すか?
 最近、ライフハック系を含め、いろいろな本を買ったりしてますが、読みっぱなしで終わっている自分がいます。LTで少し話をしましたが、僕は論文の内容を理解する際に、マインドマップを自分で書いていたり、学生に書かせることがあります(詳細は別エントリーで紹介したいですが)。よくよく振り返ってみると、再考の余地ありです。用件がすんだらそれで終わり。。。という状況になっているます。つまり、マップで書いた内容を長期的に活用していない。これではダメですね。
 
「書籍+読書ログ」管理ツール
 結論として、僕がいちばん気になるのは、自分の持っている書籍の情報と読んだログ(感想など)を統合的に管理するツールです。実は、昨年度から大学でこれに類似するシステムを開発中です(現段階では、外部に出せるようなレベルには達していないですが、、、)。テーマとしては、研究活動支援システムという視点ですが、読書ログのところは、いろいろ奥が深いのではないかと今回の研究会に参加して感じました。

正直、「読書」ということに関しては、あまり個人的に「ライフハック系のネタ」としては、関心はなかったんですが、これを機会に考え方を改めました。会の中で何度か、「レバレッジリーディング」という言葉が出てきました。今までも耳にしたり、本屋で目にしたことはあったんですが、無関心でした。でも、今日、早速購入しました。


メディアマーカーも、使ってみることにします。

とまあ、こんな感じで、今回も収穫ありでした。次回は6/27にあるという噂ですが、スケジュールが合わないかもしれません。もし合えば、、、、また懲りずにLTしますね。お付き合いください。

目標まであと88日分

2009年5月12日火曜日

LAMY safariいいですよ


Lamy Safari

今日は、デジタル人間なボクに似あわない話題です。LAMY知ってますか?ドイツ製の万年筆です。ボク自身、メモ帳とかノートか持たない主義ですので字を書くことなんてまずないんですが、そうはいっても仕事から、添削などではペンが必要になります。今まで、0.7mmとか1mmのボールペンとか使ってたんですが、どうもしっくりこなかったので、思い切って万年筆に手を出してみました。それでたまたま店頭で出会ったのが「LAMY safari 」です。
1本3000円くらいですが、買ってみて正解でした。書き味がGOODです。正直、万年筆を使うのは初めてなので、これがどれだけの品質なのかはわかりません。万年筆としてはけして高い部類には入らないと思います。でも、とりあえずこれを勧めるのは、safariは学習用の万年筆として開発されたらしく、ちょうど持つところが、指にヒットする形状になっていて、万年筆の正しい持ち方になるのです。

というわけで、赤と青の2本を買い、合わせて赤インクと黒インクも購入しました。最近は、ペンを使うのが楽しみになりましたね。

ちなみに、購入時の注意点ですが(特に万年筆をはじめて買う人に対してのはなしですが)、万年筆にも太さがあります。FとかMとか筆先にマークがあります。それが太さを意味してます。私はどちらがよいかわからなかったので、FとMの組み合わせで買ったのですが、個人的にはFがいい感じです。

ライフハッカーの皆さんの多くは、ノートや手帳にこだわりをもっておられるようですが、(もしまだでしたら)
ペンにもこだわりを持たれてはいかがでしょうか?

目標まで89日