auiPhoneには4つのメールサービスが存在する
auには従来から提供しているメールサービスとの互換性や新サービス導入の時系列的なズレから、結果的に4つのメールサービスが存在することになります。
(1)SMS(i) ・・・Cメールのこと。3.15円/通。メッセージアプリを利用。
(2)EZWebメール ・・・非プッシュのEZWebメール。メールアプリを利用
(3)◎EZWebメール・・・プッシュ対応のEZWebメール。
(4)MMS ・・・ 国際規格に対応したEZWebメール。メッセージアプリを利用
元々、(1)(2)を提供していたわけですが、プッシュ型への対応やメッセージアプリへの対応が望まれ、(3)や(4)が後から出てきたということです。(2)~(4)のメールは全て同じアドレス(~@ezweb.ne.jp)で使うことができます。しかしMMS利用の設定でも注意書きがありますが、(3)と(4)を併用できません。
iPhoneのMMSを使いたくない理由
ついに待ち望んだMMSが登場し喜んでいる人に水を差すようですが恐縮ですが、以下の理由により個人的にはiPhoneのMMSはあまり好きではありません。
(a)長文が不向き
吹き出し形式によるコミュニケーションができるメッセージアプリはとても魅力的ですが、どちらかというと短い内容(メッセージ)を送ることを想定しています。長文を受け取ると画面をオーバーしてしてしまって吹き出しの意味がなくなります。下記は、MMSで長文を受け取った場合の例です。もはや吹き出しの意味がありませんね。(下記の例がソフトバンクになっているのは気にしないでください。昔のログを流用しましたので)
また長文のメールを書くのもちょっとやりにくいです。ボクはちょっとした文面をケータイアドレスに送信する機会が多いので、吹き出し画面はどうも好きじゃないんですよね。
(b)BCCが利用できない
メールの宛先にはBCCというのがあります。BCCの利点は、BCCに書いたアドレスは他の人から見えないというところにあります。複数の相手にメールを送るとき、プライバシー保護、個人情報保護の観点から、ToやCcに複数の宛先を書いて送信することは好ましくありません。このBCCがメッセージアプリ(つまりSMS/MMS)では対応していません。このBCCはメールアプリ、つまり(2)(3)で対応しています。個人的にはBCCをよく使っているので、この問題は重要です。
メールの宛先にはBCCというのがあります。BCCの利点は、BCCに書いたアドレスは他の人から見えないというところにあります。複数の相手にメールを送るとき、プライバシー保護、個人情報保護の観点から、ToやCcに複数の宛先を書いて送信することは好ましくありません。このBCCがメッセージアプリ(つまりSMS/MMS)では対応していません。このBCCはメールアプリ、つまり(2)(3)で対応しています。個人的にはBCCをよく使っているので、この問題は重要です。
(c)他の端末から利用できなくなる
これはauiPhone独自の機能ですが、(2)のEZWebメールは通常のimapを利用したメールアクセスなのでIDやパスワードを利用します。で、このIDやパスワードは他の端末(PCなど)で利用できるのです。ボクはソフトバンクのiPad2でよくEZWebメールを書いています。ソフトバンクの3G回線使ってauのEZWebメールを書くってなんか不思議ですが、EZWebメールでちょっとした長文を書く際には便利なんですよ。このように他の端末から利用できるのは(2)だけです((3)でも裏技を使うとできるらしいですけど)。MMSではできません。
(d)吹き出しインタフェースは一般的ではない
これは意外と気づかないことですが、MMSで吹き出しが使えるようになって嬉しさのあまりにいろんな人にメッセージを流したくなりますが、ちょっと待って下さい。あなたはiPhone使って吹き出しを楽しんでいるかもしれませんが、相手もiPhoneを使っているとは限りません。もし、相手がiPhoneでなかったら、あなたのメッセージは単なる短いメールです。受け取る側からすると、短いメールがどんどんやってきてうっとおしいだけかもしれませんよ。
メールアプリとメッセージを同時に使うというソリューション!
実はauiPhoneでは上述の(2)と(4)を同時に使うことができるということがわかりました。ほとんどの人が(2)から(3)へ移行してしまっていたり、auのEZWebメール設定が(3)を基本としていることから、メールとメッセージのどちらか一つだけと思われている方もいると思いますがそうじゃないんです。(2)を利用することで(4)も使える。。。つまり、メールとメッセージを同時に使うことができるんです(設定方法はここでは述べません)。この併用により、上述の(a)〜(d)の問題がすべて解消します。つまり、
◯メッセージ ・・・ 短文送信。個人宛メール。
◯メール ・・・ 長文送信。BCCを利用した同報送信。iPadからの確認。
というように状況に応じてメールとメッセージを使い分けできるようになるのです。ただ、併用した場合、メールとメッセージの両方にメールが受信されるという欠点があります。これはちょっとうっとうしくなりますので、(2)のEZWebメールのメール受信を手動にすることで回避できます。
ただ、手動で読み込んだ時にどどっとメールがやってくることは注意してください。
さあ、auiPhoneの人、どうしますか?メールかメッセージを単独で使いますか?それとも併用して使い分けますか?自分のメールスタイルにあった「えらべる自由」を選びましょう。
(2012/4/16追記) MMSを有効にするとIMAPメールを含めてサーバに30日間しか保存されないようです。30日より過去のメールが消えてしまうので注意してください。
(2012/4/16追記) MMSを有効にするとIMAPメールを含めてサーバに30日間しか保存されないようです。30日より過去のメールが消えてしまうので注意してください。
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