2010年3月1日月曜日

シゴタノ~死なずに続ける!フリーランスの方法 ~ に参加して来ました


シゴタノの大橋さん主催の表題のイベントに参加してきました。フリーランスという職業は、今の僕にはあまり無縁のようですが、大学の教員という立場を考えると無視できない職種です。というのも、現在、学生に職業の話(就職指導)をする時には、
  • 終身雇用の時代が終わろうとしている
  • 大企業であろうと安泰ではない
  • 手に職をつけて起業するという選択肢もある
という話をしています。ただ、私の場合は企業等で働いた経験もありませんし、こういった情報は、新聞、雑誌、ネットなどを通して得た間接的なものにすぎません。特に、起業や独立といった話になると、では何が必要なのかと尋ねられたら、「専門的なスキルを身につける」といった程の事しか言えないわけです。そういった意味で、学生に起業や独立の話をするさいの現実の話やネタを増やすというのがこのセミナーに参加した動機としてありました。

やはりお金が一番重要
まず結論からいうと、参加して大正解でした。起業や独立をする上でのある意味生々しい話が聞けました。それはズバリお金の話です。例えば、起業の際に必要なカードの作成や不動産のローンや賃貸。これって信用問題に直結するわけですが、フリーランスになったばかりというのは、当然実績はゼロなワケですから、信用を得ることは難しい。これって当たり前のことのようで、実は言われてみて気づくことではないかと。会社に所属しているというのは、実は様々なメリットがあるというをあらためて認識しておくべきことです。そしてかつ、 独立に向けて会社を活用するべきこと。。。。 

サンクコストを意識する
その他、お金の面からいろいろノウハウの話が聞けたわけですが、僕が気になったことは2つありました。一つ目はサンクコストです。聞きなれない言葉ですがこれはどういう意味か?サンク=sunk を意味します。つまり、回収不可能な沈没船のような無駄なコストという事です。それをどうなくしていくかを考えなければなりません。
 ただ僕はこの点についてちょっと引っかかったので、「サンクコストは永遠にサンクコストのままですか?」と質問をしました。そこで大橋さんはスティーブ・ジョブズの例を出し、彼が色々な製品の失敗をしながらも、現在の成功に生かされている、、という話をされました。実は僕もこのSUNK COSTの話を耳にしたときに、Appleをちょっと連想してまして、おっ!っと反応してしてしまいました。つまりお金の面からは確かに回収できてないかもしれないけど、その経験や投資が見えない形で生きている、、、そういう事は必ずあるはずです。僕自身、失敗かどうかはその時に判断したくないというスタンスで生きてるんですが、これって、シンクコストをシンクコストにしない考え方なんだなと改めて自己確認できました

自己投資をする
もう1つは、大橋さんも自分に投資しているということ。自分のビジネスの引き出しを増やそうといろいろ工夫したり、支出をされているようです。支出を恐れて、自分のスキルアップにつながる投資を怠っては、利益は得られないというわけですね。大橋さんは順調に自己投資を利益につなげているようですが、まあ、投資が必ず利益につながる事はないと思います。利益に繋げる工夫や能力というのはあるでしょうね。
僕の場合は、いろいろ勉強会に参加しているのが自己投資かなぁ。ただ、僕は別に収益というのはあまり意識してないですね。フリーランスの方とはその動機が決定的に違うかもしれませんが、ただ、研究にうまくフィードバック→成果・論文→業績UP→昇進、、、といった流れはありますね。そう考えると、僕は大橋さんのように、自分の本業にフィードバックはできてないかなぁ。というか、ある意味仕事のためというより、興味や趣味にに向かっているかなぁ(仕事と無関係とはいいませんが)。まあ、今回のセミナーについては、学生等に話をする時のネタにはなるでしょう。

新しい人脈もできた&似顔絵書いてもらった
今回は、起業されてる人や、しようしている人などと交流を深める事ができました。遠方から来られている人もいて、参加者のモチベーションの高さを感じました。ツイッターでフォローしている方々とも会うことができましたし。
なお、今回の参加者の一人であるイラストレーターの@fujimonaoさんに、僕の似顔絵を書いてもらえました。本記事の写真はそのショットです。なかなか似てると思います。はい。

目標まで、あと46日分