2009年11月23日月曜日

「クラウドってなんやねん??~iPhoneを活用した情報整理術」に参加してきました

cloud computing

大阪の社会保険労務士の井寄奈美氏が設立している井寄事務所が主催で、標題のイベントが開催されました。講師は、「iPhone情報整理術」の著者の佐々木さんです。内容的に、「iPhone情報整理術」で書かれていることが中心なんだろうなとは思ってましたが、最後の章をまだ読んでいない状況の僕にはちょうどいい機会でした。「iPhone情報整理術」の書籍評は機会があれば後日まとめる予定なので、今日はこのセミナーの中で出てきた話題をもとに、ちょっと感想を書い てみようと思います。

iPhoneと他のツールとの役割分担について
iPhoneというのは今までのデジタルガジェットと異なり、ネットへの情報アクセスに長けています。これはメリットでもありますが、なんでもできるん じゃないかと期待しすぎてしまうデメリットも併せ持っている気がしますね。すべての情報をiPhoneに入れるということは、正直難しいと思います。個人 的には完全デジタルを志向しており、iPhoneにすべてを入れたいと思ってます。でも、それは無理なんですよね。要は、どこまで割り切るかです。つま り、他のツール(アナログを含む)との役割分担を意識化する。iPhoneはあくまでも選択肢の1つにしか過ぎないわけで、そう考えるだけでもすっきりす ると思います。
ただし役割分担をするということは、情報が分散する可能性が出てきます。佐々木さんは、「トリガーとなる何かを決める」というコツとして、自身のTODO 管理を例に話をされました。佐々木さんは、Toodledoをトリガーにされているようです。僕は、、、たぶんGoogleカレンダーでしょうね。

iPhone利用のビフォワー・アフター

iPhoneを利用し始めてから変わったこと、、、について、佐々木さんの経験談を話されましたが、まあ、これはiPhoneユーザなら皆感じていること があるでしょうし、個人差はあると思います。ただこれって、言葉にするのは難しい。何かすごく革新的に変わったような気もするけど、実際やってることはさ ほど変わってない、、、あえていえばすべてがスピーディにできるのは間違いないでしょう。スピードというのは重要な要因かもしれません。

クラウドの話
セミナーのお題にクラウドが入ってましたが、技術的な話ではなくその活用の話が中心ですが、「iPhone情報整理術」の堀さんとの執筆過程がまさにクラ ウドオフィスだったというのが、一番の収穫の話です。また、セキュリティの問題については佐々木さんも認識されており、「「大丈夫」にしていく」としか言 えないという回答でした。僕もそうだと思います。個人的にこの問題はけっこうシビアに考えていたんですが、よくよく考えてみると、万一、漏洩したとして問題 があるデータというのは、僕自身、かなり限定される気がしてきました。そんなわけで、ちょっと積極的にクラウドオフォス化を検討しようかと思ってます。

スキャンスナップの使い方
佐々木さんは、堀さんのようになんでもPDF化するということはされてないそうです。佐々木さんは「家電の取り扱い説明書をPDF化する」という話をされて、これはぼくでもすぐやっていいかなと思える話でした。

Evernoteの話
Evernote、、、実はこのブログでまだ取り上げておらず、かつ取り上げようと思っているネタです。正直、まだ使いこなせていないというのが本音なわ けですが、「タグを階層化して管理する」というテクニックの話を聞いて、自分もそこをもっと活用してみようと思いました。

おまけ話
当日、佐々木さんよりツイッターで、「LTやってみますか?」と言われて急な話でちょっとびっくり。だけどせっかくの機会だから、、、といちおう準備して はいたのですが、、、、やはり、主催者や関係者の方々との話はつけてなかったようで、時間的に×となりました。まあ、実際このセミナーの参加者層やセミ ナーの趣旨を考えると、ちょっとライフハック系の研究会とは雰囲気違うかなと、、、という気がして、アウェイ感を感じましたね。個人的には、ホームである関西で の活動を活性化したいと思ってはいるので、残念な半面、ちょっとホッとしたというのもありますね。ただ、佐々木さんとかライフハック系の講演を本業にして いる方は、こういうプレッシャーと日々戦っているのだなぁとあらためて敬意を感じました。


以上、セミナー参加報告でした。

目標まであと58日分

2009年11月16日月曜日

~コミュニケーションハック~ 名古屋ライフハック研究会Vol5に参加しました




先日、名古屋ライフハック研究会Vol5に参加してきました。簡単に感想などを、、、、

コミュニケーションハック

講師はkakobonさんです。コミュニケーションハックをお題に、グループワークにより会は進行してきました。内容はゲーム形式で、コミュニケーションに関するゲームを幾つかやりながら、コミュニケーションハックを見つけていくという趣旨でした。
各ゲームを通して個人的に得た知見は、「コミュニケーションを成功させる秘訣=相手を知ること(理解すること)」です。 これは私の職業柄、教育面で感じていることですが、「よい教育のコツ=学生の理解度を意識する」というのがあります。相手が理解してないのに講義を先に進めても意味ありませんし、また相手の持っている前提知識というものも考慮しておかないといけません。教育=先生・学生間のコミュニケーションですし、こういうことをグループワークであらためて確認させられたことが収穫でした。
なお、上の写真はグループワークで描いた絵です。何の絵かは皆さんの想像に任せます。ただ、この絵の作成では僕が一番足を引っ張ってしまっていて、僕だけ意思疎通ができてなかったようです。


LTもやりました
相変わらずおばかなLTもやりました。内容は「ツイッターでコミュニケーションギャップを楽しむ」ということで、ツイッターネタに走りました。マシンのトラブルで自分のPCが使えなかったため、操作が慣れずに時間が足りなくなってしまったのは残念でしたが、でもそれなりにウケてよかったです。
今回、LTをやって意外に感じた点が1つあります。それは、「ヒヤリ・ハット」という用語をスライドに入れたんですが、これについて皆さんが意外に反応したこと。。。実は「ヒヤリ・ハット」という言葉は、普段個人的には使ったことがありません。LTのシナリオにちょっとしたスパイスをいれる程度で、「そういえばそんな用語があったなぁ」という軽い気持ちで取り入れたわけですが、思った以上にウケて意外でした。企業と大学の違いですかねぇ。。もちろん、大学でも学生実験等での事故防止対策で「ヒヤリ・ハット」的なことの周知はされていますが、一般企業はかなり徹底して意識化されてるんですね。もし、会社で「ヒヤリ・ハット」の話になったら、僕のLTを思い出して下さい>参加者の皆様。

 グループワークに期待
なお、本研究会でグループワークを今回はじめて採用されていますが、今後も機会があれば続けてほしいです。個人的な経験として、グループワークのほうが参加意識が高くなるのはもちろんのこと、この手の集まりの参加者ってのは、「話したい人」が多いはずです。この研究会には5回参加しましたが、参加されている皆さんは、話すといろいろネタを持っているのを毎回感じています。 人前で話すのは苦手という人でもグループワークでは話せると思いますし。
 
名刺交換も積極的に
今回はいつもより名刺交換を積極的にしたつもりでしたが、、、思ったより配れませんでしたね。ちょっと残念です。

以上、簡単にまとめてみました。今回はグループワークの効果か、今までよりも充実感を感じながら帰路についたのでした、、、、

目標まであと59日分

2009年11月8日日曜日

SimpleMind Desktop editionの登場で変わる?iPhoneでマインドマップ


久しぶりにマインドマップのネタを、、、僕はiPhoneでのマインドマップアプリとして、SimpleMindを利用しているのは以前の記事(SimpleMind(TM) ~iPhoneでマインドマップ~)であげたとおりですが、先日、久しぶりにバージョンアップがされてました。で、バージョンアップの内容をよく見ると、SimpleMind Desktop for Windowsなる記述が、、、ふむ、そんなのあった?もしかして今まで気付いたなかった?ということで、もしかして新機能と期待しつつアップデートしてみました。

SimpleMind Desktoeditionの登場
Windowsで動作するアプリケーションがでています。サイトはこちらです。バージョンは1.0.1になってます。以前からあったのでしょうか?


 
その操作性については今後検証するとして、さて、iPhoneとの連携を試してみましょう。

iPhoneとDesktop Edition間で相互でファイルのやり取りができる
結論を先に書いちゃいましたが、相互でファイルのやり取りができるんです。DesktopEditionを起動しておいて、iPhoneのSimplemindからアクセスします。なお、前提条件として、Wifiネットワークにつなげておく必要があります。



ファイルのリストを開いた状態で、左端のボタンを押すとこんな画面がでてきます。今までは、Open My Web Folderだけだった気がします(メールとかあったのかな?)。とにかく、Open from Desktopを押してみます。すると、以下の画面が出てきます。



  これは、僕のデスクトップPCの名前です。これを選択します。













このナンバーをデスクトップアプリから入力します(別にこの番号は晒してもいいと思うんだけど、、、)。実は、上記で自分のマシンを選んだ瞬間、デスクトップアプリに番号入力を促すダイヤログがプッシュで表示されますので、そのダイアログにこの番号を入力してください。2回目以降は入力は不要のようです。


 とりあえず、testを選びます(カラオケってのは気にしないでください)。すると、無事、iPhone側に取り込まれます。


上はiPhoneのSimpleMindで表示した場合です。

つづいて、iPhoneからアップする方法です。アップしたいマップを開いておいてから、左下のボタンをクリックします。




Save to Desktopを選ぶことで、デスクトップアプリに保存されます。

ちなみに、iPhone→PC、PC→iPhoneのファイルのやり取りの操作は、いずれもiPhone上でしかできません。デスクトップアプリのほうからiPhoneに接続することはできないようです。雰囲気的に、GoogleDocと連携するアプリと同じような感覚ですね。なお、私がけ試した範囲では、日本語も問題なく対応しています。

 今はトライアル版?
今は30日間限定のTrial版しかダウンロードできないようです。正式板は有料になるのでしょうか?その際の課金の方法は?気になるところですね。
 
仕組みはどうなってるのか?
どういう原理でファイルのやり取りをしているのか?ちょっと気になってみましたが、システムの挙動とこのソフトが利用しているであろうポートを探ってみると、
  • マシンの検索は、LAN上のWindowsネットワークを利用
  • iPhoneLinkd.exeというソフトが起動し、おそらくこれがサーバ機能を持っている。
  • 139番ポートを利用していることから、おそらく、SMBプロトコルを利用してファイルのやり取りをしている
ということがうかがえます。Windowsのネットワークやファイアウォールの設定によってはアクセスできないケースが出てくるかもしれません。 まあ、外部のサーバを介するよりは個人的には安心な気がします。

以上、まだ検証は不十分ですが、SimpleMindは今回のアップデートで、PCとのデータの直接のやりとりができる枠組みを実現したようです。今までは、iPhoneからのエクスポートはできても、iPhone側へのインポートの仕組みがなかったのが不満でしたが、それもこれで解決します。やはり、iPhoneアプリケーションは、デスクトップ環境との双方向でデータをやりとりできてこそ意味があると個人的には思ってます。そんなわけで、僕にはこのバージョンアップはとても刺激的なことです。僕のiPhoneでのマインドマップライフも変わってくるかもしれません。

なお、うちのサイトを訪れていただいてる方は、このSimplemindについて関心を持っている方が多いようです。その割には関連記事が少ないのが非常に申し訳なく思っていたのですが、これを機に、他にも気付いたことを書いてみようと思います。期待せずに気長にお待ちください。

目標まであと60日分

2009年11月5日木曜日

Windows7で甦るか?Vaio TypeP



過去記事にて、TypePを試用してモバイルツールのありかた考察を書きましたが、実はあんまり使ってません。理由はいろいろあるわけですが、そこでも書いたように、動作が遅い、、、これが最大のネックで した。いちおう、書籍も買って、改善策は試してみました。


上は参考にした書籍で、なかなか読みごたえのある本です。ただ、動作についてはGUI描画をシンプルにするとか、アプリの動作を削るとかの対処をするしかなく、そんなこざかしいこと をしても、ちょっと体感が良くなる程度、、、これじゃ使えないじゃんって感じでした。やはり根本的にVistaがダメな子なわけです。

で、このたび、Windows7が出たということで、巷では
  • XP並みに軽くなる
  • TypePはドライバとかはそのまま使える
というBlogをちらほら目にし、ダメもとでやってみるか、、というわけで「クリーンインストール」してみました。

確かに軽くなった!
はい、軽くなりましたよ。平常時でもCPUパワーもまったく使っていません。Vistaの時は、何も触らなくてもCPUがフルになっていたのに、、、 ひょっとすると何かプレインストールソフトが悪さをしていたのかもしれませんが、とにかく軽快です。ただ、画面を動かすとCPUは乱高下しますけど、それ はしかたがないでしょう。下にCPUのパフォーマンスメータを載せてますが、初期状態を除いて静かにメータがプロットされているのがわかると思います。




なお、AeroはOFFにしていますが、ONにした場合でも、そんなにCPUがフルになることはない感じです。あと、無線LANも問題なしです。カメラも ドライバレベルでは対応しているようです。とにかくこれで使い物になったって感じです。XPにダウングレードするつもりであれば、Windows7にして みてもいいのかもしれません。 

TypePでモバイル生活がやってくるか
前回の記事でも最後のほうに書きましたが、正直、モバイル環境では、iPhoneの独壇場という感じです。TypeP with Windows7でどこまでその牙城を崩せるか、、、軽さについてはマシになったので、あとはネット環境ですかね。正直、今の僕はネットにつながってない と仕事ができない感じです。メール等はもちろんのこと、調べものでもネットを多用しますしね。となってくると、TypePで仕事するということになれば、 モバイルの回線をもう一つ用意するしか道はありません。でも、さすがにそれはコストが、、、au + iPhone + もう1回線(選択肢としてはイーモバぐらい)となると、トータルの経費は1万を軽く超えます。さすがの僕も躊躇しますね。ただ、それが仕事の効率を上げる のであれば、、、っと今、言い訳を考えています。

目標まで、あと61日分