先日、
TrendMicroからリリースされたSafeSyncを使ってみたので、そのファーストインプレッションを速報します。
SafeSyncとは何か?
毎度のごとく、詳細は他のサイトに譲るとして簡単に言うと、
- 和製DropBox
- 容量無制限
という夢のような機能を持ったオンラインストレージです。特に後者は驚きです。何か怪しいんじゃない?と思ってしまうのはボクだけではないでしょう。
DropBoxとの違い
容量の話はあとにまわすとして、特に感じたDropBoxとの違いとしては、
- WevDavであること(技術的な話ですが)
- ネットワークドライブして単独保存することができる
が挙げられます。前者は、別のWevDavクライアントからもアクセスできるということです。後者はDropBoxとの決定的な違いでしょう。どういうことかというと、DropBoxのファイル保存の考え方はミラーリングですから、ローカルとサーバの両方にファイルが存在することになります。違う言い方をすれば、手元のマシンにサーバー側と同等のファイル容量がないとダメということです。一方、SafeSyncは、DropBoxのようにミラーリングができるほか、ネットワークドライブとして保存することができます。つまり外付けハードディスクと同じような使い方もできるということです
容量無制限ってマジなの?
今のところそうなんでしょうけど、いろいろ2chなどの掲示板やツイッターのタイムラインを検索してみるとその核心がわかってきます。それは、
- 容量無制限といっても、保存できる容量はネットワークの回線速度に大きく依存する
ということです。これは、言われてみれば当たり前です。皆さんの環境はどれくらいの回線速度ですか?その速度で、一日中PCの電源を入れたままにしたとして、どれくらいのペースでファイルをアップロードできると思いますか?仮に高速な光回線を用意したとしても、
- プロバイダの規制
- SafeSyncのネットワーク環境の性能
を無視することはできません。みんながガンガンアップロードをはじめたら、このような要因で速度は確実に落ちるでしょうね。1日は24時間しかないわけですから、アップロードできる容量も実質は限られてしまうのです。この点のTrendMicroの販売戦略はうまいと思いますね。ちなみに、アップロードの速度はDropBoxよりは速いと思います。国内にサーバがあるからでしょうか?
信頼性は?
データをクラウドに置くことについてのリスクは、どのサービスも同じではないでしょうか?と言いたいところですが、まあそれは皆さんの判断にお任せします。このサービスを提供しているのは、あの「TrendMicro」ですからー。ちなみに私はSafeSyncの正規ユーザとして料金を支払って利用をはじめております。
アップしたデータの使い方に注意して使いわけよう
ある意味高機能ですから、使い方は様々でしょう。基本的には、
- よく使う日常のファイルのバックアップはDropBox的な同期で保存
- 頻繁にアクセスしないファイルは、ネットワークドライブ的に放り込む
というのがいいでしょう。後者の場合、ダウンロードの時間も回線速度に依存することに注意してください。ボクは後者を中心とした使い方をしようとしてるんですが、ダウンロードに時間がかかってしまって、なんだかなァーって感じです(まあそういうものですよね)。
SafeSyncドライブにアクセスする際の注意と解決策
今日、SafeSyncのドライブからあるファイルを取ってこようとしたんですが、、、、PCが飛びました。Exploreがお亡くなりになる状態で、、、、ドラッグアンドドロップでファイルをとってこようとすると、Exploerが反応なし状態になり、ファイル操作ができなくなります。ログオフもきちんとできずに、強制終了しちゃいました。ダウンロードが完了すると正常な状態に戻るようですが、ちょっとこれはイタダケナイですね。これは、SafeSyncが悪いというよりWindowsOSのWebDavクライアント機能がダメダメなのかもしれません。
いちおう、上の問題については解決策があります。SafeSyncはWevDavだと書きましたが、別のWevDavクライアントを利用してSafeSyncにアクセスすれば、快適にダウンロードできます。今、ボクが使っているのは、
というフリーソフトです。軽量なことで人気があるようです。
以上、ざざっと書いてみました。これからますますクラウドなサービスが増えてきて、どれをどのように使うべきかといった悩みも出てきそうですね。個人的には、日本でもようやく海外にも対抗出来るサービスが出てきたなぁーと、思ってます。あとは、容量無制限の名に恥じないように、続いて欲しいですね、、、サービスも、会社も、、、、
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