2009年6月5日金曜日

Friendfeedの使い方が見えてきた


昨日の「自己ブランド化について考える」エントリーに関連して、ほぼ同時並行で書いていたネタがあるので、連チャンで投稿です。

 現在、ソーシャルネットワークを支援するサイトやツールが続々と出ています。とりあえず僕としては、へんに手を広げないという方針で、この手のツールとしては、Twitter, Tumblr, mixi、はてな、ぐらいて止めてます。そんな僕が、もう一つ追加しようとしているのが、Friendfeedです。これ自体は少し前にアカウントは作ってましたが、なんかいまいち有用性がわからず放置してました。ただ最近、mehori師匠が、friendfeed, friendfeed、、、とTwitterでうるさいので(笑)、再評価してみる気になりました。で、僕なりに試行錯誤したすえ、「自己ブランド化」を視点に考えるとfriendfeedは一役かってくれるのではないかという結論に至りました。

実はこの手の話は、Lifehacking.jpでも取り上げられており、約1年前の記事
において、
“ネットで自分のブランドを作ってゆこうという人間なら、ユーザーに自分のことを追ってもらうのに、ブログ・Twitter・Flickr・Google Reader Share と自分の活動を分断して提供するのは得策ではありません。 FriendFeed なら、まとめて自分の活動を追っかけてもらえますし、コメントでやりとりもできます。”
と言及してます。当時はピンとこなかったのですが、ボクも成長したのでしょうか?だんだんその意味がわかってきました。というわけで、ボクなりに見い出したfriendfeedの意義とその使い方についてお話ししようと思います。

ホームページからfriendfeedへ
 いわゆる、Web2.0時代になって変わったこと。それは、ホームページというものの存在が薄くなっているということです。昔はホームページを作るというのがウェブでデビューすることの同義だった訳ですが、今は、blogがその役割になってきてます。正直、僕みたいに、Mosaicが登場した頃からウェブに手を出してきたものとしては、これは違和感を感じまくりです。ブログってのは自分のコンテンツの1つにすぎないわけで、それをホームページみたいな感覚で扱うのはいかがなものか?と思わざるを得ないのは、僕がオールドタイプだからでしょうか。ただ、現実は無視できません。今、インターネットの住人達は、ホームページという檻から飛び出して、様々なソーシャルサイトやブログを介して、情報発信しているのです。
 そんな混沌とした時代において、ホームページの代替手段としてふさわしい場がFriendfeedです。ここでは、様々なサイトの更新情報やtwitterなどのつぶやきもまとめてタイムラインに流すことができます。つまり、ここを見れば個人の事がすべてわかる!これってまさにホームページではないですかね?!これからは、じぶんのプライベート名刺に、いろんなサイトを載せる必要はありません。friendfeed。これだけでいいのです。

情報発信のスタイルが変わってきている
 もちろん、現在でも従来型のホームページ的なサイトを用意することは可能です。ただ、friendfeedのようなサイトが世の中で受け入れられているということは、情報発信の仕方そのものが変わりつつあることを意味します。ブログを更新した。写真をアップした。つぶやいた、、、など、friendfeedではその行動そのものが時系列に反映されます。つまり、Web2.0以降の情報発信においては、発信する情報の粒度も小さくなり、「何をしているのか?」という小さなアクションやリアルタイム性が求められるようになってきているのでしょう。twitterもこの辺りがウケているのであり、Google Waveのアイデアもその流れから来ているのだと思われます。

コンテンツ中心からから人中心へ
 もう1点、情報収集の視点からとらえると、その関心がコンテンツから人へと変わりつつあることが見えてきます。従来の情報収集は、興味のあるコンテンツを探しに行くことでした。それが人へ変わるというのはどう言うことか?それは、「関心のある人が発信する情報は、きっと面白いはずだ」という仮説を前提に、人が情報収集の起点としてになっているわけです。mixiでも、関心がある人がウォッチしているコミュニティや人から、面白いコミュニティや人と出会うことがあると思います。そんな時代の流れにもfriendfeedは合致しています(というか、friendfeedもSNSの位置づけですし)。

自己ブランドアピールのホームページとして
 friendfeedはSNSとしてもいろいろな機能があるわけですが、まずは自己ブランド形成のためのホームページとして扱うのが、いちばん敷居が低いと思います。ちなみにボクは、friendfeedの上で積極的に人とつながろうとは思ってません。ここはあくまでもホームページ的に、他人に見に来てもらう場とし て捉えるつもりです。もし、関心を持っていただけるのであれば、そこから各種媒体(twitterなど)を介して、交流をはかるのが自然だと思ってます。こういう緩い使い方が、結果としてfriendfeedのユーザを広げていくのではないかなぁという気がします。そんなわけでボクは先日、friendfeedに自分 のコンテンツをいろいろ登録してみました。
プライベートの名刺にfriendfeedのURLを書いて、「ここをみれば僕の全てがわかりますよ!」とアピールしたいと思ってます。
 なお、同じような事は、twitterでもできそうですが、Twitterのタイムラインに流すためには、そのサイトが対応してないといけません。しかし、Friendfeedは標準対応のサイトの他に、RSSも流し込むことができます。ほとんどのサービスはRSSがありますから、たいていのサイトは対応できるはずです。それと、twitterはあくまでもつぶやきツールですので、個人的には、その域を超えないようシンプルにしておきたいと思ってます。

以上、僕なりにfriendfeedの活用法を見つけたので、思いつくまま書いてみました。friendfeedって、なんかよくわからないなァ、と思ってる人の参考になれば幸いです。

目標まで後84日分

6 件のコメント:

  1. 私のためのエントリーのようで嬉しいです。おちくんさん、継続的にこの辺の話題進めてください!mehoriさん記事も併せて参考にして、自分のスタイルの発見につながるといいなぁ。

    返信削除
  2. 近藤@メディアマーカーです。

    なるほど、そんな活用法があるんですね。

    なんとなく敬遠していましたが、
    ちょっと試してみたいと思います。

    返信削除
  3. 初めて投稿します。
    しんりんです。いままで、気になる記事があっても、コメント投稿欄が見つからなかったんです!

    さて、FriendFeed、私も興味あり、今はどうやったらTwitterの投稿を取り込めるのかを確認中です。

    いろいろ試してみたいと思います。

    返信削除
  4. 更に「仮想の友達」を活用するとフィードアグリゲータのようにも使えますよ。
    http://www.artsnet.jp/archives/850

    返信削除
  5. joeさん、有益な情報ありがとうございます。friendfeedについては、また新たな使い方を見いだしていまして、記事を作成中です。joeさんの視点も参考にさせていただきます。

    返信削除
  6. これは役にたちました!技術的な解説ではなく、本質を理解することができてよかったです。また、コンテンツから人へというのは私もそのように感じていたところなので、どんぴしゃりでした。

    返信削除