2009年7月20日月曜日

Friendfeedの新たな使い方が見えてきた(2)

friendfeed.com (ff)

先月、friendfeedの使い方に ついて書きましたが、この1か月の間にまたまた見えてきました。というか、今日のネタはずいぶん前からネタ帳(iPhone)に書き始めていたのですが、 今月は忙しくてアップする時間が全くなく、ようやく書きだせることができたというのが現状です。ですので、ネタ的にはタイムリーじゃないですがその点はご 了承を、、、、


つぶやきにコメント
friendfeedは基本的にツイッターに類似しています。ツイッターのタイムラインを読み込ませることはもちろんの こと、ツイッター向けに発言を転送することもできます。ちょっとしたツイッタークライアントにもなるわけですが、決定的に違うことがあります。発言に対し てコメントをつけることができるのです。ツイッターの発言は原則としてひとつのタイムラインの上を走ります。Replyはありますが、通常のつぶやきや返 信などが混在することになります。ユーザが少なければそれでいいですが、多くの発言が流れ出すと一つを追うことが困難となります。また、他の人にも見えま す。ツイッターはあくまでも呟きツールであり、個人てきなやりとりのようなものがながれるのは場として不適切です。一方、friendfeedは、発言に 対してコメントスレッドがサブ的に続きますので、スッキリと見ることができます。


コメント集約システムとして
近年の多くのネット上のツールは、ただ情報発信をするだけでなく、コメント環境をもちあわせていて、自分の書 いた内容について意見や感想を求めることができます。先日の記事では、friendfeedはホームページ代わりに、自分のコンテンツを集約できると書き ましたが、コメントも集約できる可能性があります。これは、分散したコンテンツのコメントをいちいち確認する手間が減らせるという効果が期待できますね。
mehoriさんやシゴタノの大橋さんも、少し前にfriendfeedを使ってコメントを活用して、皆から意見を募っていました。これって、なんか普 通のことのようですが、個人的にはビビビッとくるものがありました。


掲示板とのちがい
個人的に、friendfeedのコメントシステムが掲示板を利用する場合とどのように違うか気になりました。 個人的な印象の域をでませんが、friendfeedのコメントは、発言者との一対多のコミュニケーションの性格が強い気がしました。掲示板は、参加者間 のやりとりが発生する事が多いと思いますか、それがない気がしました。また、コメントといいながらなんか呟いている間隔に近い、、、ぼく自身、自分のコメ ントに他の人がどう感じるかはどうでもいい気がしましたし、他の人のコメントも軽く読むくらいでした。また、コミュニティの掲示板は誰でもスレッドの主に なれます。一方、friendfeedではそのユーザの挙動タイムラインがきっかけになります。書きながら気づきましたが、friendfeedのコメン トシステムのいうのは、芸能人に張り付いている記者のインタビューみたいなものかもしれません。その人の一挙一動に皆が反応しているという感じですね。


SNSとしてのfriendfeed
friendfeed がSNSたる所以がなんとなく見えてきた気がします。まず、twitterとも共通しますが、フォローする他人の登録は片方向だけでよいというのが、 mixiと異なってますね。マイミクの場合、承認しないと双方のマイミクに表示されないはずです(ヘルプを見る限り)。そういう点でSNSとしては緩い人 のつながりです。あと、先日気づいたのですが、自分がフォローしている人が、第3者(フォローしていない人)に対しておこなったコメントも追えるようで す。自分のホームフィードに、全く知 らない人(フォローしてない人)の発言が出ていて、なんで?と思ったら、知人がその発言にコメントを入れていたようです。
friendfeed は自分が注目してる人の挙動から新たな人の存在を知り、広げていくことができます。そうですね、、、、frindfeedを森にたとえれば、注目している 人が投げた石(発言や挙動、コメント)によって、その森に潜んでいる住人たちの存在がコメントとしてあらわになる。そして、そのコメントから興味深い人を 見つけて、その人をフォローし始める、、、そう考えるとfriendfeedはSNSであるといえます。


friendfeedのユーザであることが前提
ただし、以上の話にも前提があります。読者がfriendfeedのユーザでなければいけません。いちい ちコメントをするためだけにfriendfeedのアカウントを作ってくれるかは疑問です。この点が、friendfeedが乗り越えなければいけない壁 であり、欠点でもあります。mehoriさんや大橋さんは有名なブロガーであるので、購読者も多く、逆に、読者の中でもコアなメンバーが対象になっているので、結 果的に情報収集の場としてベターだった感じです。一方、別の見方をすれば、有名人がfriendfeedを活用し始めれば、それ が呼び水となって、friendfeedのユーザが増える可能性が見えてきます。百式の田口さんもブログの更新をtwitterからfriendfeedに変更されたようですし、こういうのが起爆剤になって今後増えていく気がします。


裏ワザ:Imaginary friendsを活用する
先月の僕のfriendfeedのエントリーのコメントで、Joeさんが教えてくれたのですが、Imaginary friendsという、つまり仮想的にユーザを作成して、第3者をそれに割り当て、その人のフィード情報を追加することができるようです。(参考:FriendFeedの便利な使い方)詳 細は参考サイトにゆずりますが、これは、とても興味深い機能です。その人がfriendfeedのユーザでなくても、ストーカーの如くその人の行動を追う ことができます。といいながら、まだ活用はしてませんが、ちょっと思いつくところがあるので、今後、使ってみようか検討中です。

以上、friendfeedについて思いついたことを書かせてもらいました。最近、私の知人の方々もfriendfeedを本格利用しはじめたようですの で、今後もいろいろな使い方が見えてくるのではないかとちょっと期待してます。この記事をご覧の方で、まだの人は、ぜひ検討してみてくださいね。