2009年6月11日木曜日

TypePを試用してモバイルツールのありかた考察


TypePを入手しましたので、使ってみました。デジタル派の僕としては、この手のミニPCは大好きです。以前も、リブレットを購入してます。その前はビクターの InterLinkといったように、とにかく小型のノートを積極的に買ってました。で、今までの経験上、モバイルパソコンは小さければいいものではないというのが僕の最終結論でした。

用途は何か
資料、文書を作成するのは小さいPCでは難しいです。リブレットは小さすぎでちょっとキーが打ちにくい。小さい僕 の手でも打ちにくいのですから、ほかの人はなおさら、ということでしょう。また、画面が小さいため、狭くなって作業がやりにくい。ノートはしょせんサブで あって、ここで本業をしようなんてこと自体間違ってる気がしてました。

どこで使うのか
そんな小さいPCをどこで使うのか?ということも考えてみる必要があります。僕が一番夢見ていたのは、通勤電車の中で、、、ということ。これはいままでできた試しがありません。小さいと言っても結局重たいですよね。最近、いろいろなのが店頭に並んでいますが、やっぱり重い。1Kg前後をさまよってる感じです。膝に載せるとやっぱり重い。それに打ちにくい。 あと座れればいいですが、座れないとノートPCはまず利用不可能です。

以上のことから、僕は小さいノートPCを求めるのはやめ、B4サイズノートをメインノートPCにしていました。でも、そんな僕にもう一度夢を見させてくれそうなのが、TypePです。

圧倒的な軽さと薄さ
まずはこ れに尽きるでしょう。TypePは1Kgを軽く 切ってます。店頭で実機を持つと明らかに違いがわかります。それに薄い。よくここまでがんばったな。さすがソニーってところです。


画面もワイド・高解像度
最近ではあたりまえのワイドスクリーンなのが個人的にはありがたいです。手持ちのノートPCは従来の正方形に近い形でしたので。PCの画面というのはただ広さに関係するのではなくて、横幅が大切なんだなという気がしてます。結果的に、キーボードサイズも広くなってうちやすそうです。


SSD内蔵
モバイル環境は過酷なわけですから、気軽にオンオフできることが重要。SSDなら、ディスクへの衝撃を気にしなくてもいいです。電車のなかでも、パタっと閉めることができます。

おしゃれである
冗 談のようですが、これもけっこう重要です。この記事は、近所のおしゃれなカフェでtypePを開いて書きはじめましたが、まったく違和感がありませんでした(と思って おきます)。ワインレッドの色を選んだからも知れませんが、みごと風景に溶け込んでます(ホントか?)。おそらく周りの人は、僕がPCを触っているとは気づかないでしょう。いや、気づいたとしても、さほど気にならないと思います。はい。やっぱり、ここは冗談ということにしておきます。

使用後雑感
というわけで、期待感たっぷりでさまざまなシチュエーションで利用してみましたが、、、正直、トータルの感想としては期待はずれです。

(1)遅い
動作が遅いです。atomでvistaを動かしているからでしょうか?講義中にPowerPointを投影させたり、PDFを開いたりしたのですが、動作が遅い。ファイルオープンとかがかなりもっさりです。CPUメーターをみてみると、常時フルスロットルに近いです。

(2)見にくい
こんな小さいディスプレイで高解像度過ぎるのは、実は見にくい。字が小さくなりすぎです。普通にデスクで使おうとしてもちょっと読みずらい。ここで仕事するのは何かの罰ゲームのようです。

(3)電車の中での使い勝手はまあまあ
この点は、さほど評価を下げる事はないかもしれません。今までのノートPCよりは、使いやすいです。ただ、、文章書くだけなら、iPhoneでいいじゃん。と いうのが、個人的な印象。まあ、iPhoneでできないような作業であれば期待はできますが、その用途を見つけないときびしいですね。

(4)カードスロットがない
これはショックでした。買うまで気づきませんでした。ぼくはイーモバデータカードが使えません。ネットワークに繋がらないと、出張で使えないです。USBTypeを買えという事ですか。

モバイルツールのありかた考察
さて、そんな感じでちょっと期待はずれの要素が多く、がっかり感を否定できませんが、はたしてモバイルで手軽にパソコンを、、、という世界はやってくるのでしょうか?やっぱりこれは夢物語なのか?
ちょっと思っているのは、モバイルの環境はしょせんモバイルであるということ。ここはホームグラウンドじゃない。アウェイなわけです。ということは、アウェイならアウェイでの戦い方(仕事の仕方)というのがあるはず。iPhoneがいま自分にしっくりきているのは、そこの区別が自然にできているからのような気がします。もちろん、iPhoneにも不満はあります。文章を打つのにも限界はありますし。iPhone以上パソコン未満的なモバイルツールが必要なのかなぁという気がしてます。それが何なのか、、、まだ見えませんが、少なくともモバイルPC(ネットブック)+Vista(Windows)ってのは解として違う気がしてます。

まあ、いろいろ書きましたが、ない袖は振れませんので、今後は欠点を踏まえた上での活用法を模索していこうかなと思ってます。

目標まであと80日分

1 件のコメント:

しんりん さんのコメント...

私も、昨日店頭でPをじっくりとさわりました。ちょっと文字が小さすぎですよね!
大きさはとてもよく、ブログ書き専用パソコンかなぁと思ったのですが。
昔のモバギが懐かしく思い出されました。